2019年06月30日公開

2019年06月30日更新

無知の知の意味とは?言葉の経緯や例文・ことわざを詳しく解説!

古代ギリシャの哲学者ソクラテスの無知の知という言葉をご存じですか?聞いたことがある人も知らなかった人もこの記事で無知の知に触れ、この言葉をじっくり考えてみてください。きっとあなたの人生の役に立ちます。

無知の知という言葉を知っていますか?

無知の知という言葉を知っていますか?有名なギリシアの哲学者ソクラテスの言葉です。意味は知らないという人でも無知の知は世界史や倫理の授業で聞いた記憶がある人も多いと思います。 この記事では無知の知の意味や、使い方、無知の知に関する言葉などを解説していきます。無知の知は2000年以上語り継がれてきた言葉です。言葉の意味を理解して日常生活に是非役立ててください。

無知の知の意味とは?

ソクラテスの無知の知とは「自分がいかに何も知らないのかを自覚せよ」という意味です。「無知」で何も知らない人よりも「無知の知」で何も知らないという事実を自覚している人の方が知恵があるし、その方がいいという意味です。 自分が努力して行ってきたことで他の人よりもよく知っていることでも、知らないこともまだあると認識し、努力せよという謙虚に学ぶ姿勢の意味で使われたりもします。

無知の知の言葉の経緯

無知の知という言葉がどのように誕生したか説明していきます。きっかけはデルフォイの神託でした。ある時、ソクラテスの弟子のひとりのカレイフォンがデルフォイのアポロン神殿に行き、神様のお告げを聞きに行きます。 アテナイで一番の知者は誰かと聞いたらソクラテスだというお告げがあったそうです。それを聞いたソクラテスはそのお告げを信じることができませんでした。自分が知者だと思っていなかったからです。 しかし神の言っていることに間違いがあるはずがないとも思ったソクラテスは、そのお告げの真意を確かめるために知者や賢者と呼ばれていた有名な人たちの話を聞き、自分よりも知者がいることを証明しようと考えました。

話を聞き回った結果、ソクラテスは「みんな何も知らないのに、知っていると思い込んでいる」ことに気が付きました。ソクラテスは「知らないことを自覚している」自分とそうでない知者の違いに気が付きます。 そして、知らないことを知っていると振る舞うよりも知らないことを自覚するほうが知恵があるという「無知の知」という言葉が生まれました。

無知の知の対義語

謙虚に学ぶ姿勢という意味でよく使われる無知の知の対義語をあげるなら「厚顔無恥」という言葉があります。「こうがんむち」と読み、図々しい様子・恥知らずな様子という意味があります。この無恥とは無知とは違い、恥ずかしさを知らないという意味です。 例えとして、自分に任せておけと言っておきながら、失敗すると責任転嫁するとは厚顔無恥な人だ。初めて会った人に金を借りるとは厚顔無恥にも程がある。などといった具合に使います。 自分勝手で他人に対する配慮に欠けていて、恥を恥と思わないような人に使われる言葉になっています。

無知の知の英語表現

無知の知の英語表記は「I know that I know nothing」です。私は、私が何も知らないということを知っているという日本語訳になります。この謙虚に学ぶ姿勢というのは一流の職人さんやプロスポーツ選手がよく使っていることが多いです。 自分はまだ自分の専門領域について何も知らない。など一流の職人さんやプロスポーツ選手が言っているのを聞いたことがあると思います。無知の知はこのように使われることが多いです。

無知の知の例文

無知の知は自分が得意な分野でも知らないことがあることを自覚して、謙虚に学ぶ姿勢です。現代でも多くの日常生活で使われています。 普段慣れた仕事の工程で無意味な作業があると思い、上司にその工程を省けないか相談します。実はとても重要な意味があり省くなんてとんでもないと言われたりした場合は、知らないことを知ったようになっていたことになり、無知の知ということができます。 アスリート達は現状に満足していないという時に使っていたりします。試合で活躍した選手が、その結果に満足せず、まだ修正しないといけない箇所が多いなどのコメントも謙虚に努力する姿勢として無知の知が使われてます。

会社の中堅社員やベテラン社員に喝をいれたい時にも使われたりします。今の仕事のルーティーンに慣れてしまい、努力する姿勢や成長する姿勢がなくなった時にこの無知の知を説明する会社もあるそうです。 恋愛でも似たようなことはあると思います、恋人のことを知っていると思っていたけど本当の気持ちは何も知らなかったという無知の知のような経験はあると思います。長年付き合った相手でも謙虚に学ぶ姿勢というのは大切だということです。

無知の知に関する言葉

ソクラテスは無知の知という有名な言葉を残しましたが、その他にも有名な言葉を多く現代に残しています。ここでは無知の知に関する言葉を紹介していきます。

言葉1:唯一の善は知識であり、唯一の悪は無知である。

これもソクラテスが残した言葉で、無知の知とも繋がる言葉です。書いている通りの意味で、知識があることはいいことで、無知は悪いことだということです。これは現代社会でも大きく関係している言葉です。 情報社会である現代社会はいかに知識があるかで生活に大きく関係してきます。極端な例をあげると、ネットで無知の知という言葉の意味を検索すればすぐにわかりますが、ネットを使う手段を知らない人は辞書を引いたり図書館に行くという時間がかかってしまいます。 このように知識がある人と無知の人とは何かをするのにかかる時間も違えば生産性も違ってきます。本を読んで知識を蓄えることや勉強することの重要性の意味がわかる深い言葉です。

言葉2:唯一の真の英知とは、自分が無知であることを知ることにある。

これは無知の知と大きく関係するソクラテスの言葉です。知らないことを恥じらい隠し、知っているふりをすることはよくなく、知らないと自分で認めて努力することが素晴らしいのだという意味です。 誰もが日常生活で知らないことを知っているふりをしたことがあると思います。恥ずかしくて知らないと言えないのではなく、知らないままにしておくことが本当に恥ずかしいことです。 物を覚えるスピードは人それぞれ違います。覚えるまで恥を捨てて知らないことを知らないと言いましょう。

言葉3:生きるために食べよ、食べるために生きるな。

これもソクラテスの言葉で、耳が痛くなる大人が多くいることでしょう。これは人生に目標を掲げて、その目標を達成するために食べて生きなさいという教えです。 これは目的と手段という話と非常に近いです。ある目標を達成するための手段として働いてお金を稼いでいたのに、いつしかお金を稼ぐことが目的になってしまい働くことが手段になるという話があります。このことを注意する言葉であると言えます。 現代社会だと目標を掲げて生きるために働け、働くためだけに生きるなといった具合になるでしょうか。

無知の知に似たことわざ

無知の知に近いことわざが現在の日本にも残っています。あまり聞いたこともない人もいるかもしれませんが、この機会に覚えても損はない言葉です。それでは無知の知に似たことわざを紹介していきます。

一知半解

いっちはんかいと読みます。これは生かじりで十分理解ができていない、ちょっと知っているだけでよくわかっていない状態であることを意味します。 無知の知とよく似た言葉ですが、一知半解はよく知らないことをあらわしているのに対し、無知の知は知らないことを自覚するという点から意味は違う言葉だと思います。 例文として「この仕事のことは一知半解だったが先輩のマネをしてなんとかその場はしのげた」などが上げることができます。

浅学菲才

せんがくひさいと読みます。これは学問の知識が浅く未熟で才能に欠けているという意味です。主に自分を謙遜する時に用いられることから無知の知と近い言葉だと思います。 例文として「浅学菲才の身ではありますが、責任をもってこの仕事の責任者をさせていただきます」などを上げることができます。 無知の知と同じで謙虚な姿勢で努力することを示す意味では同じようなことわざですね。

知らざるを知らずと為せ是知るなり

「しらざるをしらずとなせこれしるなり」と読みます。知らないことは知らないと正直に言うことが真に知ることができるのであって、実際に知らないのに知っているふりをしていたら学問も知識も上達しないという論語の教えです。 この言葉の無知の知と似た意味を持っています。知らないことを知ったように振る舞うなという教えはアジアでも古くからありました。 論語は孔子の教えを弟子達がまとめたものですが、ソクラテスと孔子はほぼ同じ時代に活躍していたので、世界各地で無知の知と同じ教えは古くからあったのがわかります。

無知の知を言葉に残したソクラテスとは?

無知の知をはじめ、さまざまな言葉を現代に残している哲学者ソクラテスとはどんな人物だったのでしょうか?ここではソクラテスの性格やどんな最期を迎え、どんな言葉を残したのかを紹介していきます。

ソクラテスの性格

現代に生きていたらかなりの変わり者だったと言えそうです。現代で例えるなら、選挙活動で演説している人にいちいち「それはどうゆう意味か?さっき言っていたことと矛盾しているじゃないか。あなたの言っていることは間違っている」と言って回っているような人物です。 ソクラテスはお金を稼ぐよりもいかにして生きるかを日々追求して生きてきた人物です。当時は家庭教師のように知識のあるものがお金をもらってその教えを生徒に教えていたそうですが、ソクラテスは賢者と呼ばれながらもお金は受け取らず、道端などで若者や弟子といかにして生きるかを日々討論していたそうです。 お金儲けよりも、人とはどのようにして生きるかを考えるのが好きな性格だったようです。ソクラテスの残してきた言葉が彼の生きざまをあらわしています。

ソクラテスの最期

ソクラテスは裁判にかけられ死刑の宣告を受けて、牢獄で毒薬を飲み最期を迎えました。そのことは弟子であるプラトンのソクラテスの弁明によって詳しく書き残されています。 ではいかにして最期を迎えることになったのでしょうか。それは無知の知という言葉が誕生したきっかけでもあります。ソクラテスはデルフォイの神託で賢者と呼ばれる人たちの話を聞きまわったことは前述していますが、そのことがきっかけで死刑になってしましました。

ソクラテスは賢者と呼ばれる人々にテーマを投げかけて質問し、その返答に矛盾点を見つけ反論するというやり方で無知の知を賢者達に突き付けてきました。「あなたは知者だと民衆から言われているが何もわかっていないじゃないか」と民衆の前で言うばかりか証明して回ったのです。それを良く思わなかった有識者の人々がソクラテスを告発して裁判を起こしました。 そしてソクラテスが裁判で弁明をする中で無知の知ということが語られたと言われています。ソクラテスは死刑の判決を受けても相手を憎んだりはしなかったそうです。それは無知の知を自ら証明することに繋がります。 「死」は誰も経験したことがないのに怖がっている。それは知らないのに知っているようなふりをする無知の知ではないかということです。ソクラテスは経験したことがない死ということを恐れることなく最期を迎えました。

ソクラテスの名言

ソクラテスは「汝自身を知れ」というアポロン神殿に刻まれていた言葉を座右の銘にしてよく使っていました。この言葉自体ソクラテスの言葉だと勘違いしている人も多くいます。 ソクラテスの哲学をする際の基本的思考になっていたそうです。無知の知やその他の名言もこの汝自身を知れという言葉が基本となったと考えられます。 汝自身を知れという言葉はこれまで多くの解釈がされてきました。一般的には、自分自身の本質を知りなさいという意味なので無知の知と非常に近い言葉です。

その他のソクラテスの名言

以下ソクラテスのその他の名言を紹介します。 『あなたのあらゆる行動をほめる人は信頼するに値しない。間違いを指摘してくれる人こそ信頼できる』 『深く考えない人生は、生きるに値しない』 『一番小さなことでも満足できる人が一番裕福ある。なぜなら満足を感じることが自然が与えてくれる富だから』 皆さんもソクラテスの名言を調べて見てはいかがですか、少なからず教訓になるはずです。

無知の知を理解し自分を成長させましょう

いかがでしたか?無知の知は謙虚に学ぶ姿勢の大切さや、慣れてきたことに対する自分の傲慢な態度や考えを改めてくれるきっかけになる言葉ではないでしょうか。 知っていると思っていることでも、実は本質を理解できていなかったり知らないことは山ほどあるのが現実です。 ソクラテスのように知らないことを自覚して謙虚に学ぶ姿勢を常日頃から意識して、何事にも努力していきたいですね。

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ライター

ひろじ

ひろじ

自分にメンタルヘルスケアのために心理学に興味を持ち、心理学関係の本を読むようになる。現在は行動心理士...

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