普段頑張っているのに、報われないと感じている方が多いはずです。あなたは仕事や私生活の評価などを正しく他人からされているでしょうか?今回は報われないと感じている人に対して、報われない原因と、報われない時の対策法を紹介します。
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勉強に仕事に家事に恋愛、一生懸命努力しているのに、評価されないという経験ありませんか?報われないとはこのようなときに使う言葉です。 報われない状態とは精神的にきついですね。 報われない状態を打開する方法はあるのでしょうか? なかなか自分では頑張っているのに報われない人へぜひ読んでほしい記事です。
報われない症候群とは燃え尽き症候群の一種です。自分では限界までかんばって努力しているのに結果が伴わなく、それによってやる気を失ってしまいます。 例えば受験に向けて努力しているのに、塾の模試の成績が思わしくなく、それによって勉強することが嫌になってしまうような状態です。 また、恋愛においてもいくら好きな異性にアピールしても、なかなか振り向いてもらえず、結果として自分磨きをやめてしまうことです。
報われない症候群に陥ってしまうと、仕事や家事などの日常生活もおっくうになり、日々の生活に影響が出ます。場合によっては食欲不振やそのために精神的な病になることもあり得るので、見過ごすことはできませんね。
報われない人にはいくつかの性格的な特徴があります。それの全てに当てはまるわけではありません。しかし多くのケースはこのような性格的な特徴を持っています。
報われない人は素直に物事をとらえる人が多いです。素直な人ほど真面目にものごとに取り組みます。しかしそれが全て結果として現れるわけではありません。 全て素直な人が報われない人になるわけではないのですが、報われない人の多くは素直なタイプが多いです。
報われない人は承認欲求が強い人が多いです。 承認欲求とは他人から評価されたい欲求のことです。他人から仕事や家事などを「頑張っているね」と褒められたいという気持ち。 しかし結果は全て良いものになるかというとそうではありません。そのため「報われない」と感じてしまうのです。
報われない人は他人からの目線を気にします。他人からの評価を特に気にする傾向が強いです。 他人からの評価を気にしていると、結果ばかりを追い求め過程がおろそかになりがちで、逆に結果がなかなか出ません。そのため頑張っているのに「なぜ報われない?」という気持ちが芽生えます。
報われない人は完璧主義の人が多いです。完璧主義の人はきっちりものごとに取り組み過ぎる傾向があり、それが正当に評価されないと不満を感じます。 自分では完璧にものごとを運んだつもりでも、他人が動いてくれることや評価してくれるかは別問題です。
報われない人は1人で周囲に相談できず悩み苦しむ性格を持っています。1人だけで報われないと悩むことは周囲に正確に理解してもらえない傾向です。 内気に1人悩みを抱え込む人は、正確に周囲を見ることができず、失敗をするケースがあります。結果として「自分だけ頑張っているのに何故報われない?」と思うでしょう。 報われない人の多くは、報われないことによってより自分の殻に閉じこもる傾向があるようです。
報われない人の多くは、自分を主張することが苦手です。特に怒ることができない人が多いです。 怒ることは非常に大事なアピールで、自分をさらけ出す行為です。こういったことができるようにならないと、自分の思うような結果がなかなかついてきません。
こういったタイプは役職についている立場に多いです。会社でも上司は上手に怒れないと結果が出ず出世できません。 あるいは家事をこなしている主婦にも多いです。家では家事がストレスになり正当な評価がされないと、報われないと思うようになってしまいます。
報われない人はその報われないことを周囲に話さないことが多いです。文句を言えないことで正しく周囲に自分の不満を理解してもらえないタイプですね。そのため周囲から気付かれることなく不満だけが溜まります。 文句を言うことが良いこととは一概に言えないという考えかたが日本にはあります。このためより自分で「何故報われない」と悩みを溜め込んでしまう人は多いです。
自分では精一杯頑張っているのに、どうにも報われないことがあります。恋愛など相手があることが多いですから、頑張ってもすべてが報われるわけではないです。しかし、他の人は報われて評価されているのに、自分は何故報われないのでしょうか? その理由を一緒に考えてみましょう。
報われない理由として、努力の質が間違っていることがあります。評価の対象になる相手の要求することに対して、違っていることで努力しているケース。 例えば、デートで相手の嫌いな香水をつけていってしまったりすることです。これは香水を選ぶという努力に対して正当な評価をしてもらえないことです。
報われない理由として、努力の方向性が間違っていることがあります。努力の方向性が間違っているとどんなに努力しても評価はついてきません。
仕事で上司はデータのみ報告書を要求しているにも関わらず、頑張って自分の意見を加えた報告書を出してしまったケース。この場合には上司は客観的なデータのみがほしかっただけなのです。 結果として上司は報告書を別の人に依頼しました。そしてあなたの仕事を正当な評価をせずに、理解力の乏しい人間だと評価するでしょう。
またダイエットでも努力して食事を抜いて体重を減らしたのに、筋肉も減ってすぐにリバウンドしてしまい結果として体重が増えてしまうことがよくあります。 努力の方向性が間違っていると努力した分の見返りは少なく、結果として報われないことになります。
報われない理由として、努力は必ず報われると思っている意識にも原因があります。 努力は必ず報われると思っている人は努力の仕方に対して正当な評価を求めます。しかし正当な評価をされることのほうがまれでしょう。 報われる努力に対して、報われない努力のほうが圧倒的に多いです。
報われないことの多くは間違った数値を追い求めているケースが多いです。間違った数値を追い求めても見返りは少ないです。 例としてダイエットで体重ばかりを気にしている人、これは間違った方法。ダイエットでは、どのくらい歩いたかという数字をチェックして毎日こなすことや、食事のカロリーや糖質をチェックして減らすようにすることのほうが大事です。
仕事などではノルマを課されることが多いでしょうが、そのノルマを達成したら本当に報われるかというとそうでもないこともあります。 例としては、かんぽ生命のノルマで、不適切な保険契約がなされていた事例です。これでは一時的にはノルマを達成して報われても、事実が報道され、逆に信頼の失墜になりましたね。
数値目標は解りやすいですが、報われるには正しい数値設定を行う必要があります。
報われないのはアピールが不足しているからかも知れません。他人はしっかり見ているようで見ていない、見ていないようで見ているものです。努力した自分の実績はしっかりとアピールしないといけません。
アピールが上手ではない人は、努力した分の評価はなかなかついてきません。
報われない理由として他人の評価を気にし過ぎていることがあります。他人の評価はもちろんしてもらうとうれしいものですが、全員があなたを評価しているものではありません。場合によっては嫉妬や、妬みの感情がある人も居るかもしれません。それによってあなたの評価を不当に低くつけるケースもあります。
他人からの評価はそれくらい曖昧なものなので、それを追い求めすぎると自分が低く評価されていると思うことが多いです。
報われない理由として、面と向かってクレームが言えないことも一因かも知れません。クレームが言えないことで、関係がなあなあになってしまい、正当な評価をされないことがあります。 例として夫婦生活の家事に関して、明らかに妻が頑張っているのに、夫から「ありがとう」の一言もないという話はよく聞きます。
報われない理由として、あとちょっとのところで目標までいくのに、その前で力尽きてしまうこともあります。頑張ったけれども目標に至らないケースです。 山登りで例えると頂上に登頂するのと、頂上20m前で断念してしまうのでは大きな差があります。命が第一ですから、一概にどちらが間違っているとは言い切れませんが…。
仕事ならノルマや目標を達成しないと正当な評価はされません。あと少しのところまで頑張っても失敗したら「失敗した」という評価になります。
報われないつらさを感じたときにどう精神を立て直していけば良いでしょうか?そのようなときに大事な心構えと考え方を紹介します。
報われないなら報われる努力をしてみることが大事です。数値目標を立てると良いでしょう。達成しやすい数値目標を確実にクリアすることであなたを前に進める力になります。
数値に現れやすい努力をすることと着実にその目標をクリアしていくことで、少しずつですが自信がついてきます。その自信はいつかきっと目を結ぶはずです。
今まで高かった目標のハードルを下げて、飛び越えやすいものにしましょう。着実に達成できる目標を設定し、少しずつ高いハードルに変え、越えていくことです。
高すぎるハードルはやる気を失う大きなデメリットがあります。越えられる目標のハードルを設定することが大事です。
報われようと努力しているのに、努力の方向性が間違っているときに有効な方法。今までと思い切ってやり方を変えてみることです。 ベクトルを正しい方向にすることで、努力はより結果に出やすくなります。 例えば仕事で今までは1人で作業をしていたものをグループ作業に変えてみること。恋愛ならアプローチの仕方を変えてみることです。
報われるように正しく努力をするのは、周囲からのアドバイスを受けてみることも大事です。周囲からの目は冷静で的を得ているもの。そこには自分に無かった視点からものごとを見てくれます。 例えば仕事なら上司に思い切って相談してみましょう。また異業種交流会なども積極的に活用してみましょう。
恋愛でも親しい友人と一緒に合ってみて、アドバイスやサポートを受けてみる手もあります。1人で悩まないで、周囲に積極的に意見を求める姿勢が正しい努力、報われる努力に繋がります。
目標をクリアしたらちょっとした報酬を用意することも考えておきましょう。人がモチベーションを維持するのには、脳に報酬を用意することが最も良い方法です。
自分に対するご褒美を用意して、それに向かって努力することで努力が苦にならなくなり、楽しく努力をすることができる点も大きなメリットです。
結果として努力の質が良くなり、周囲の評価が変わります。
どんなに頑張っても報われない場合や、周囲とも関係が悪い場合には、思い切って環境を変えてしまうことも考えてみると良いです。正当に評価をしてくれない相手に対して、いくら努力しても報われません。具体的には転職。転職先にはあなたを正当に評価してくれる上司や同僚がいるかも知れません。
無理に頑張って自分を壊す必要はありません。どうしようもないなら環境を変えてみることを考えてみてはいかがでしょうか?
報われないけれど、報われようと努力することは大事です。やる気を失って無気力になることが一番マイナスです。努力できただけで十分だと思いましょう。世の中には努力をすることすらできない人もいるのですから…。
報われない努力はあっても無駄な努力はありません。そのように心持ちを変えることが非常に大事です。
一生懸命努力して頑張って得たスキルやノウハウは、たとえ頑張る方向性が間違っていても失われるものではありません。今は報われなくても後々経験として大きな武器になる可能性を秘めています。
頑張ることと努力することは決して無駄にはなりません。仕事でも人間関係でも失敗から得る経験値は成功するそれの数倍は価値があります。
周囲は見ていないようでよくあなたを観察しています。一生懸命努力している姿は人を惹きつけます。たとえ今は報われなくても、次に努力するときに手助けをしてくれることもあるかも知れません。
結果として、その場は報われないかもしれませんが、努力したあなたに周囲は好感を持って受け入れてくれることがあります。それで得た信頼は、目標で得た達成よりも価値が十分にあります。
報われないとやる気を失うのが一番怖いです。理由はそうなってしまったら人生に何も生みだせないからです。もし今報われない目標なら、次は別の目標に向かって前向きに進むことが大事。挑戦し続けることとやる気を持って何事にも挑むことが、一番あなたの人生を豊かなものにするでしょう。
報われないことはよくあることです。ただしそれに挑戦し続けることは決して無駄にはなりません。常に前を向いて努力するあなたはきっと周囲を巻き込んで、人生をより良い方向に変えることができるでしょう。
報われない人はいくつかの理由があります。それは性格的な側面もありますし、やることそのものベクトルが違っているのです。冷静に自分を分析し、時には人の力を借りて方法を変える必要があります。
ちょっとしたことで報われない状態から打開できることもしばしばあります。この記事を読んで、自分をしっかりと見つめ直し、報われる努力をするように変えてみましょう。
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