2019年07月08日公開

2019年07月08日更新

アンチの心理や対処法を紹介!わざわざ嫌いなものを見る心理とは?

インターネットが日常生活に浸透するようになってから「アンチ」という存在が非常に注目されるようになりました。アンチの心理や意味、理由はどういったものかご存知でしょうか?今回は「アンチ」を行う人について、性格や特徴、心理、対策まで詳しくご紹介していきます。

アンチの心理を読み解こう!

インターネットやテレビ等のメディアでも「アンチ」という言葉をよく聞いたり目にしたりします。ですが、実際の意味は一体どういったものなのかご存知でしょうか? アンチというと、とにかくインターネットで誹謗中傷を繰り返す人、特定の相手に執着して嫌がらせをする人…といった具合に、あまり良いイメージは持たれていません。 しかし、アンチが悪いとは知っていていても、どうしてアンチの人が存在するのか、その心理や理由まで考える人は少ないのではないでしょうか。 この心理や理由を知ることが、アンチから身を守り、自分自身もアンチにならない第一歩となるのです。 今回は、この「アンチ」に行き着く心理について、一体どんな心理や理由があるのか?について、詳しくご紹介していきます。

そもそもアンチの意味とは?

「アンチ」とは「Antipathy」という英単語から生まれた言葉で、「反○○」や「対○○」といった意味で使われます。 ネガティブなイメージとして印象に残ってしまいがちですが、「アンチエイジング」「アンチウィルス」「アンチロックブレーキシステム(ABS)」といった言葉も同じアンチから生まれている造語です。 インターネットの世界だと少しこのイメージが変わってきます。「攻撃的な人」や「反論する人」のことをまとめて「アンチ○○」と呼ぶことが多いようです。 芸能人に罵詈雑言を浴びせる、コミュニティを破壊する、事実とは違う内容を発言する…これらは全て「アンチ」に属する人々の行動です。 どちらかというとマイナスイメージの強い言葉ですが、意味自体はプラスにも使われることが多くあり、まさに使い道による、といったところでしょう。 「アンチ=悪いこと」という訳ではないのが、言葉の難しい部分ですね。

アンチをする人の特徴

「アンチ」と呼ばれる行動を取る人には、どういった特徴や行動があるのでしょうか? 詳しく見ていきましょう。

特徴1:ネットの掲示板等に、上から目線で誹謗中傷のコメントを書き込む

インターネットの多くのサイトには「コメント欄」が設けられています。そのコメント欄に、目に余るほどの誹謗中傷のコメントを書き込んで批判します。多くのアンチが最初にとる行動です。 特に、コメントに対する反応が同じ閲覧者やサイト運営者の目に留まり、反論や釈明のコメントが返されるとそれに対してさらに過激な誹謗中傷のコメントを書き込んでいく…といういたちごっこのようなやり取りが続いてしまいます。 アンチにとってどんな形でも「反応される」ことがさらなる原動力に繋がってしまいます。かといって無視もできない…なかなか一筋縄ではいかないアンチ独特の行動であり、特徴の一つです。

特徴2:批判したい対象にまつわるコンテンツやコミュニティを破壊する

アンチにとって、批判したい対象の「居場所」があることは非常に不愉快なことです。そのため、誹謗中傷のコメントを書く他にも、その対象にまつわるコンテンツや所属するコミュニティを破壊しようとします。 「お前なんかがこんなところに居ていいはずがない」とコンテンツの批判をしたり、所属する企業の批判やコミュニティグループを破壊します。特にコミュニティグループの破壊は人間関係を重要視する現代社会にとって致命傷になる可能性があります。 こういった行動から身を守ろうと動く企業や団体、コミュニティもあります。具体的にはアンチが介入できないようにサイトやコメントを操作します。 しかし、これを行うこともアンチがアンチ活動を行うエネルギー源となってしまいます。「このコンテンツは批判すら許されない信者だけで構成されている」「言論の自由と権利を妨害された」と声高に叫ぶようになるのです。 「何をしても止められない」のがアンチ活動です。インターネットがある以上は避けられないといってもいいかもしれません。

「アンチ」であることを否定せず、むしろ肯定し誇る

「自分はアンチ○○なんだ」と自慢げにいう方を見たことはありませんか?これもアンチ独特の特徴です。アンチ行動を行っている人は自分達が「間違っている」とは全く思っていません。 むしろ「正しい行動をし」「正しく批判している」「世の中に警鐘を鳴らしている」と考えているのです。正しいことをしているのですから、隠す理由も必要もありません。 周囲がどう思っているかはさておき、彼らにとってアンチは正しい活動です。それをしっかりと主張し、胸を張ることで評価を得ようとします。ある意味「独りよがり」だと感じさせるのも、アンチの特徴といえるでしょう。

アンチをする人の性格

アンチと呼ばれる特徴や行動について、詳しくご紹介しました。ここで気になるのは、「アンチってどんな性格の人なんだろう?」という素朴な疑問ではないでしょうか。 ここからその疑問にお答えしていきます。

性格1:嫉妬心が強い

アンチ活動の対象となる方は、何かしらの優れた才能や技術、魅力があります。その優れた部分は尊敬され愛される反面、嫉妬心を焚きつけてしまいます。 自分と相手を比較し、自分の方が確実に劣っている。このシンプルな感情が「妬み」を生み、アンチ活動を行う理由となります。 才能豊かな方を見ると「大した努力もしていないのにチヤホヤされている」ように見えてしまいます。実際はそんなことはなく、才能の上に努力を積み重ねるからこそ優れたように見えるのですが、他人には理解されません。 単純な理由ですが、実は根深い「嫉妬」という感情。これを抑えるのは大変なことです。この嫉妬を自力で抑えこむ簡単な方法が「アンチ活動」なのです。

性格2:粘着質

アンチ活動をする人は粘着質の方が非常に多いといわれています。この理由としては「自分の主張が正しいと認めさせたい」「自分の価値観は世間にとっても正義である」という独特の考え方や倫理観が形成されてしまっているからです。 そして「正しいことや正義が認められないのはおかしい」という強く歪んだ正義感から、相手が認めるまでか自分自身が納得するまで活動を止めません。 この一連の行動は粘着質でなければ続けられません。1つの物事に執着しなければアンチ活動をしているうちに疲れてしまったり飽きてしまうことが多いからです。 裏を返せば「自分の中にある正しさ」を持つ方は誰でも粘着質になる可能性があり、アンチ活動をする可能性が出てくるということです。

性格3:自己中心的

全ての物事の中心は自分であると考えている、いわゆる「自己中心的」な方も、アンチ活動に足を踏み入れがちな性格です。 自己中心的な性格の方は粘着質の方と同じく、「自分が正しい」と思い込んでいます。そのため、自分と違った意見や考え方を持っている方が許せません。 アンチ活動の対象になる方が、自分と同じ意見や考えを持っていることはまずありません。そうすると、「相手が許せない」となりアンチ活動への足がかりとなります。 また、自己中心的な方は「自分は特別な存在である」という自己愛が強い傾向があります。特別な存在である自分よりも愛され、特別だと認められ、大切にされる…その感情を処理するための簡単な行動がアンチ活動です。 こうして見ていくと誰もが「アンチ」になる可能性があり、決して他人事ではないことがわかってきますね。 誰でも、アンチの「火種」は持っているのかもしれません。

アンチの人の心理とは?

アンチ活動を行う方の特徴や性格までをご紹介してきましたが、その奥には必ずそうならざるをえない「心理」が潜んでいます。 ここからは多くの方が知りたいと考えるであろう、アンチの人が持つ心理について、詳しくご紹介していきます。

心理1:目障りである、邪魔となる存在を排除したい

自分と意見が違う方を受け入れ、理解することは非常に抵抗があります。自分の価値観や考え方をある程度歪めなければならないからです。長年築き上げてきたものを変えることには多くの人がストレスを感じるでしょう。 この意見が違う方を自分の視界や世界から遠ざけてしまうのが、実は心の安定を保つのには最も簡単です。意見が違っても価値観が別でも「視界に入らなければ」どうということはありません。そのため、「自分の目の前に出てくるな」という心理でアンチ活動を行います。 あくまでも自分の心の安定や平穏を保つために行っているので、相手がどう思うかやどう傷つくかまで考えは及びません。心の安定や平穏を求め、それを壊されることに恐怖を感じるからこそのアンチ活動なのです。 臆病さを隠す」ためにアンチ活動を行う、というのもアンチの人が持つ特有の心理です。

心理2:自分に対して自信がない、劣等感が強い

アンチの人は自分に対しての自信がありません。劣等感も強く、自己評価が非常に低くなっています。 この劣等感や自分に対しての自信のなさは、普段はある程度隠しているはずです。これらの心理を表に出してしまうと、社会で上手く生きていくことが難しいからです。 しかし、どんなに嫌でも自分の劣等感や自信のなさと向き合わなければならない時が来ます。それが、自分よりも明らかに格上の存在です。 自分が抱いた劣等感や自信のなさを強く刺激するため、隠していられなくなります。隠せなければ、社会で上手く活動できなくなります。だったら、格上の存在を何とか自分より格下にしよう…これが、アンチの方が持つ行動心理です。 劣等感や自分に自信がなく、苦しんでいる方ほどこの傾向は強くなります。自分の居場所や存在意義を失ってしまうことが何より恐怖であり、不安であるからです。その恐怖や不安から逃れるために、アンチ活動を行います。

心理3:「自分は認められている」という承認欲求を満たしたい

「承認欲求」という言葉自体は時々見かけるのではないでしょうか。心理学用語の1つで、アメリカの有名な心理学者マズローの「欲求五段階説」に登場します。 人間には「生理的欲求(食べたい・寝たい)」、「安全欲求(安全な生活を送りたい)」、「所属・愛情の欲求(集団に属し、愛されたい)」、「承認欲求(褒められたい・認められたい」、「自己実現欲求(理想の自分になりたい)」という5つの生物的欲求が存在します。一番低次元なのが「生理的欲求」、,一番高次元なのが「自己実現欲求」です。 この中の2番目に高次元な欲求である承認欲求を満たすために、アンチ活動は有効です。批判すること、指摘すること、罵詈雑言をある対象に集中的に浴びせると必ず「私もそう思います」という賛同者が出てきます。 この賛同者こそ、承認欲求を満たしてくれる存在となります。そのため、あえてアンチの活動をすることで賛同者を獲得し、自分の欲求を満たしていることも多くあるのです。

わざわざ嫌いな人を見る心理とは?

「アンチ活動をするぐらいなら見ない方がいいのに」と感じる方も多くいるでしょう。しかし、アンチの人は広い意味で「見たいから見ている」のです。 わざわざ嫌いな人を見てアンチ活動をする、その心理をチェックしていきましょう。

心理1:完璧主義で考え方が極端に動いてしまう

今まで大ファンだったアーティストや作家を突然こき下ろし、アンチ活動に走ってしまう方がいます。特に憧れや愛情を持っていた方に対しては納得できない、自分の意にそぐわないことが1つでもあるとアンチになってしまいます。 そして、その憧れや愛情の分だけ激しくファンからアンチへと変化することが多いようです。 このように憧れや愛情を持っていた方に対し、たった1つでも納得できない点があっただけでアンチ活動に走ってしまうような思考を「二極思考」と呼びます。物事を白か黒かだけでしか見られず灰色の判断ができないことから「白黒思考」と呼ばれることもあります。 二極思考・白黒思考の方の大半は完璧主義から来ています。自分や相手に対して完璧を求めるため、少しでも自分の気に入らない行動や考え方を取っただけで「相手は自分が嫌いだ」と判断してアンチへと変わってしまいます。 完璧主義による極端な考え方の動きは、相手だけではなく自分自身にも大きな負荷がかかります。「期待通りに物事は進まない」と割り切ることも必要でしょう。

心理2:匿名性が高く、好き勝手に書いても問題ない

インターネット上の世界は非常に匿名性の高い世界です。ハンドルネームと呼ばれる偽名を使って活動ができます。つまり、インターネットでは「誰が何を主張しているのかが曖昧になる」のです。 本名や住所を書く必要は全くありません。ハンドルネームを使ってSNSやブログを書いてアンチ活動をしても、「自分が書いている」とはわからないでしょう。 この匿名性や曖昧さがアンチ活動をより活発に、過激にしていきます。気持ちが大きくなり、思ったことをそのまま書いてしまう傾向が出てしまいます。 誰しもが歪んだ本音や醜い感情を持っているものですが、インターネットの匿名性や曖昧さがアンチ活動をより強く押し出しているといえます。

心理3:自分とは違う考え方や行動の理由を知りたい

完璧主義やインターネットの匿名性よりも「興味」が勝っている状態がこの心理です。嫌いな相手でも、「何故自分と違う考え方を持つのか」「どうしてそういった行動を取るのか」が気になってしまいます。 「アンチ活動を行う人は、実はアンチ対象のファンである」という説もあるほど、色々と調べて研究した挙げ句、アンチ活動を続ける方もいます。 ただしこの「興味」から入ってアンチになっている方は、最初は「気に入らない」「嫌い」から入っても、研究や調査を続けるうちに相手のことを理解し、好きになったりファンになってしまうことも多くあります。 アンチの人の中でも、見方や考え方によって変化が期待できる数少ないタイプです。

アンチ同士が仲良くなる理由

アンチ活動を行っている人同士は非常に仲が良く、結束も強いことが多いようです。 この理由には2つあります。1つは「連帯感が持てる」もう1つは「自分の意見が認められる」からです。 同じ対象に対してアンチ活動をしている人は、やはり同じような批判や意見を持っています。そうすると、自然と気持ちも一緒に盛り上がり、連帯感を持てます。 また、「自分の意見が認められる」のもアンチ同士が仲良くなれる理由です。承認欲求が満たされ、かつ相手と自分の意見が一致すれば一時的にでもわかり合えると感じるでしょう。 さらに自分の意見が評価されれば、アンチ活動の「やり甲斐」が出てきます。評価し合い、認め合う。これができるとアンチの輪からはなかなか離れられません。

アンチの人の上手な対処法

アンチの人はどこにで存在し、また誰でもなれることをここまで詳しくご紹介していきました。とはいっても、実際のところはアンチの被害に遭ってしまう方の方が多いでしょう。 ここでは、アンチの人に対する上手な対処法をご紹介していきます。

対処法1:アンチだと感じたらすぐに無視する

「無視」というのは非常に難しい対処法です。アンチ活動を行う人は容赦なく言葉で自分を傷つけます。防衛本能として言い返したり、やり込めたくなるのは当然の心理です。 しかし、この心理はアンチをさらに増長させます。アンチを行う人にとってはどんな反応でもさらにアンチ活動を推し進めるための原動力になるからです。 辛いですが、一番効果的なのがこの「無視」です。 「これはアンチだ」と一瞬でも感じ、不愉快だと思ったら反応しないこと。無視を決め込むのが最も有効な手段だと覚えておきましょう。 アンチ活動を行う方の大半は、反応がないと面白みを感じません。言い返され、やり込めるような発言があるからこそさらにアンチを行いたくなるのです。 アンチに反応せず無反応と無視を決め込むと、大抵のアンチの人は無力感や我に返るような心理状態を覚えます。粘着質の方はしばらく執拗にアンチ活動を続けるかもしれませんが、「反応」という餌が無い以上は続けられません。いずれターゲットを変える行動に出るでしょう。

対処法2:「ありがとう」という気持ちを持って素直に受け入れる

アンチの人の意見は辛辣で受け入れがたいでしょう。しかし、切り口を変えてみると的を射ていることが多くあります。それだけ、研究や調査を重ねないとアンチ活動はできないのです。 的を得た意見を受け入れられれば、人は大きく成長できます。その成長にアンチの人が力を貸してくれている、とプラスに考えると「ありがとう」という感謝の気持ちが出てくるかもしれません。自分の欠点をあえて指摘してくれた方、という見方になりますね。 そう感じられたらその意見を受け入れ、「ありがとう」とコメントしたり返答を返してみましょう。アンチの人は批判に批判や反発を返されることを前提に動いているため、拍子抜けしてそのまま止めてしまう心理があります。 「自分の悪い面を教えてくれた貴重な相手」として感謝と受け入れる気持ちを持ってみるのも効果的です。

対処法3:「名誉毀損」として法的対処をとる

どうしてもアンチが止まらない、日常生活や仕事に支障が出るまでになってきた時の最終手段として、アンチの人に対し「名誉毀損」という法的対処がとれます。 名誉毀損とは、「事実を摘示(てきし)することによって、相手の社会的評価を低下させること」を指します。 摘示とは、「暴露する」「公開する」という意味があります。 名誉毀損のポイントは、暴露する内容が「真実」でも「嘘」でも関係ないという部分です。社会的な評価を低下させた、損害を受けた証明ができれば、どちらも名誉毀損として法的処置がとれます。 刑事上の責任であれば、名誉毀損罪や侮辱罪に該当します。 民事上の責任であれば、民法上の不法行為として相手方に損害賠償(慰謝料)の責任を負わせることができます。 法的対処のデメリットとしては、どうしてもお金がかかります。具体的には弁護士に依頼する必要が出てきます。 また、法的対処の後に逆恨みされ、アンチが加速する、またはさらなる事件に発展する可能性もあり、強くお勧めはできません。 ただし、どうしても辛い、苦しい、でもアンチが止まらない…そんな時のセーフティネットとして覚えておくといいでしょう。最終的には法律が必ず守ってくれることを覚えておくと、精神的支えになりますよ。

アンチの人を知り、正しく対処することが最善の自衛策です

アンチのターゲットにされたり、アンチの人の行動を見ると何となく嫌な気持ちになったり…あまりいい感情を抱かないことが多いでしょう。 しかし、アンチ活動を行う方には必ずアンチを行う「心理」と「理由」があります。それらを深く知ることが、アンチから身を守り、アンチのターゲットにされない対策となるのです。 現代社会はとにかくストレスが強く、そのストレスや苛立ちもアンチを増やす原因となっています。できる限り正しく対処し、自分の心身を守ることを最優先として動いていきましょう。 自分の心身が健康であれば、アンチの行動や言動、誹謗中傷に負けることはありません。アンチに対しては何よりも自分自身を大切にするように心がけて下さいね。

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ライター

まこと

まこと

フリーランサー&ライター&パワーストーンデザイナーという三足の草鞋を履くアラフォー。 メンタルや心...

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