2019年07月11日公開

2019年07月11日更新

父親を嫌いになった理由とは?父親嫌いの影響と嫌いな父親との付き合い方を解説

父親が嫌いだという人は、意外に多いです。あなたは父親との関係に悩んでいませんか?もしくは、あなたの周りに父親嫌いな人はいませんか?この記事では、なぜ父親を嫌いになってしまうのか。またそんな嫌いな父親との付き合い方をご紹介します。

父親が嫌いでしょうがない!

父親が嫌いで、あまり会いたくない人もいるでしょう。 中には一生会わなくても良いなどと思ってしまうくらい、父親のことが嫌いで仕方がないという人もいます。あなたの周りにもそのような方はいませんか? 今回は父親を嫌いになった理由や、子どもの将来に与える影響を解説します。また、そんな嫌いな父親との付き合い方もお伝えいたします。

父親を嫌いになる理由とは?

父親が嫌いであったり、苦手であったりする人たちがいます。 なぜ、父親嫌いになってしまったのでしょうか? 考えられる理由について、解説していきます。

理由1:デリカシーがない

家族だからこそ、言いたいことをしっかり伝えあうことは、大切なことかも知れません。 しかし、「親しき仲にも礼儀あり」という言葉がありますね。親子関係であっても、空気を読み、傷つけてしまうようなことを言わないよう努めることは、大切です。 空気を読まず、何もかも率直に述べてしまうような父親は、嫌われます。デリカシーのない発言により、心やプライドは傷つき、その積み重ねが父親嫌いの原因となってしまいます。

理由2:すぐに怒る

すぐに怒る父親は、嫌われがちです。 子どもを叱ることは大切です。特に事故や危険に繋がる状況に於いては、子どもたちを守るために、親は時に感情的になってしまうものです。そしてそれは、仕方がないことです。

しかし、そういう状況でもないのに、すぐに怒る父親がいます。親が子どもをすぐに怒るのは、今この瞬間に言うことを聞かせたいからです。すなわち、子どもを信じ、見守る力や忍耐力が欠如しているといえるでしょう。 また、日々のイライラを子どもにぶつけている場合もあります。そのような父親は、嫌われてしまいます。

理由3:容姿をからかう

「ブサイクだ。」、「太っている。」など、父親に容姿をからかわれたことが、父親を嫌う理由となる場合があります。 容姿をからかわれたことが原因で、自分の容姿や体型にコンプレックスを持ってしまうこともあります。からかいがひどい場合、自分はとても醜い存在であると、病んでしまうこともあります。 親が子どもをからかうことは、精神的虐待にもあたります。父親にとっては、ただからかって楽しんでいるだけであっても、子どもの心には深い傷を残してしまいます。

理由4:尊敬できない

親は尊敬できる存在であって欲しいと、子どもは願うものではないでしょうか? 子どもに好かれる父親は、「将来は父親のような人になりたい。」だとか、「父親のような人と結婚したい。」などと思われているものです。 パーフェクトな父親なんて、存在しないでしょう。しかし、子どもが理想とする父親からあまりにもかけ離れている場合、子どもは父親のことを軽蔑してしまうこともあります。そして、尊敬できないことが父親嫌いの理由になってしまいます。

理由5:母親の父親に対する悪口

母親が子どもの前で父親の悪口や愚痴を言ってしまうと、それが原因となって、父親を嫌ってしまうことがあります。 実は、嫌いであると錯覚してしまう、という方がより正確です。多くの人にとって、父親よりも母親の方がより近い存在なのではないでしょうか。子どもは無意識レベルで自分をを守るために、しばしばより近い存在である母親の味方になるのです。 ですので、本当は父親のことが好きだと思っていたとしても、嫌いだと思ってしまうことがあります。母親にとってはちょっとした愚痴であったとしても、子どもに大きな影響を与えてしまうことがあります。

理由6:いつも仕事で忙しい

父親に遊んで欲しいのに、いつも仕事で忙しく構ってもらえなかった。そんな人も多いのではないでしょうか? 父親に会いたい、父親と遊びたい、そのような気持ちが裏切られ続けてしまうと、子どもは不満を持ちます。そのような不満の蓄積により、父親のことを嫌いになってしまうこともあります。 子ども時代からあまり仲良く過ごす機会がなければ、父親とどのように接すれば良いか、分からなくなります。結果、父親と自然な関係を築けなくなります。

理由7:スキンシップ

親から子どもへのスキンシップは、とても大切です。 スキンシップは親子の愛着関係を深めます。また記憶力を向上させ、ストレス耐性を強化させることも分かっており、それは一生続くともいわれています。特に父親がスキンシップを行うと、子どもの社会性を高める効果があります。

しかし、ある程度成長した子どもへのスキンシップは、どうでしょう? 特に父親から娘への過度なスキンシップは、娘にとっては気持ちが悪い行為です。場合によってはひどい嫌悪感を覚え、父親のことが嫌いだと思ってしまいます。子どもの成長に合わせて、愛情表現は変えていかなければなりません。

理由8:娘を女性として見てしまう

父親に女性として、性的に見られることを娘は嫌がります。娘は父親には清らかな存在でいて欲しいという願いがあるのです。 父親が思春期の娘に対し、「女性らしい体つきになってきた。」、「女らしくなってきた。」、などと言ってしまうと、娘に嫌われてしまうことがあります。

父親は何気なくそういった発言をしてしまうことがあります。しかし、父親が自分のことを子どもではなく、女性として見ていると感じ取ると、娘は父親を嫌ってしまいます。 また、娘はこういった心理のメカニズムをよく知らないため、どうして父親のことを嫌いだと思ってしまうのか分からないことがあります。そのため、父親に対する嫌悪感に困惑し、自分を責めてしまうこともあります。

理由9:暴力

残念ながら、子どもに暴力をふるって、言うことを聞かせようとする父親がいます。子どもは当然、暴力的な父親を嫌います。父親の暴力により、子どもは体だけでなく、心にも深い傷を負ってしまいます。 また、直接的に暴力をふるわれなくとも、DV目撃でさえも、子どもの心に深刻なダメージを与えてしまいます。DVにさらされる子どもは問題行動が多い傾向にあります。また罪悪感や不安にさいなまれる子もいます。 どんな理由があっても、暴力は決して許される行為ではありません。暴力をふるわれた、暴力を目撃した体験は、トラウマにもなってしまいます。

理由10:依存症

父親の依存症が原因となり、嫌いになってしまうことがあります。 依存症といえば、アルコール依存症。昼間からお酒を飲む父親の姿を、子どもは尊敬できるでしょうか?お酒に呑まれる父親を見て、「あんな大人にはなりたくない。」と、そう誓う子どもも、多いことでしょう。 またアルコールが原因で、DVや虐待に繋がることもあります。

ギャンブル依存症の父親も、子どもには嫌われてしまうでしょう。ギャンブル依存症であるがゆえに、家計が苦しくなり、夫婦喧嘩も多くなります。子どもにとって、夫婦喧嘩は、決して見たいものではありません。 アルコールやギャンブル依存の父親がいる家庭は、子どもにとって、あたたかく安心できる家庭とは、言い難いのではないでしょうか。

父親嫌いが子どもの将来に与える影響5個

ここまでは父親を嫌いになってしまう、考えられる理由をいくつか解説させていただきました。 しかし、父親嫌いは子どもの将来に、どのような影響を与えるのか、みなさんはご存知でしょうか? ここからは、父親嫌いが子どもの将来に与える影響について、解説していきたいと思います。

影響1:恋愛

父親嫌いは、子どもの将来の恋愛に影響を与えることがあります。 そもそも、親との関係性は、恋愛に影響するといわれています。私たちは、異性の親と似た人を好きになってしまうという傾向があるのです。したがって、女性の場合は父親と似た人を好きになってしまうことがあります。

父親との関係が良好で、父親が好きな場合は、幸せな恋愛ができるのでしょう。しかし、父親が嫌いな場合はどうでしょう?嫌いな父親と似た特徴を持った人を好きになってしまった場合、ストレスを感じたり、苦しいと感じたりすることも多いでしょう。 しかし、こういった状況は改善させることも可能です。自分の心としっかり向き合い、父親との関係で傷ついた傷を癒すことが大切です。

影響2:自己肯定感が低い

父親が嫌いな人は、自己肯定感が低いことがあります。自己肯定感とは、自分自身を認めて受け入れ、自分は価値のある人間だと感じること。自分の存在を肯定する感覚のことです。 父親から虐待を受けたことがある人は、自己肯定感が低い傾向があります。本来はあたたかく、愛してくれるはずの存在に、暴力をふるわれるのです。まるで、自分自身の存在を否定されたような気持ちにもなります。 また、父親嫌いの人の中には、父親からほめられたり、認めてもらったりすることがあまりなかった人もいるでしょう。認められることで自己肯定感は育っていくものです。そういった機会があまりなければ、自己肯定感は低くなってしまうでしょう。

影響3:罪悪感

父親が嫌いな人は、罪悪感に苦しんでしまうことがあります。 「親に感謝しましょう。」「親を敬いましょう。」という言葉は、誰もが聞いたことがある言葉でしょう。もはや、この世の常識といわれるような言葉です。 父親嫌いな人たちは、こういった言葉を聞くたびに、罪悪感にさいなまれてしまうことがあるのではないでしょうか。父親との関係が良好な人に、父親が嫌いだと告げると、理解されずに苦しむこともあるでしょう。

影響4:トラウマ

父親が嫌いな人は、トラウマで辛い思いをしている場合があります。トラウマとは精神的なショックや恐怖が原因となり、心に傷を負ってしまうことです。例えば、暴力をふるわれること、DVを目撃してしまうことは、トラウマになってしまうことがあります。 トラウマが原因で、暴力的な出来事の記憶が突如よみがえり、苦しむことがあります。また、夢に出てきてうなされることもあります。 興味や関心を失い、幸せだと感じる気持ちや、愛情などが持てなくなってしまうこともあります。また、自己破壊的行動や過度な警戒心、睡眠障害となってしまうこともあります。

影響5:男性不信

父親が嫌いな人は、男性不信に苦しんでいる場合があります。父親がアルコール依存症や、浮気をしていた場合、男性不信におちいることがあります。父親のセクハラに値するような発言や行為、もちろん、虐待も男性不信の原因となることがあります。 男性不信であるがゆえに、男友達を作ることがなかなか難しいです。男性不信になってしまうと、男友達を欲しいとも思えないかも知れません。

また、恋愛をしても彼氏をなかなか信じられません。そうして、不安に苦しむこともあります。リラックスした楽しい恋愛をすることが難しいと感じてしまうことも多いでしょう。 場合によっては、男性恐怖症になってしまうこともあります。世の中の半数が男性です。男の人が怖いと感じてしまうと、生きづらさに繋がってしまう恐れもあります。

影響6:父親と同じことをしてしまう

自分が親になった際、嫌いな父親がしていたことと同じことをしてしまう可能性があります。 虐待された子どもが親になったとき虐待をしてしまう、という話は聞いたことがありますか?このように、親の生き方、教育方法、価値観などが子どもに伝達されていくことを、世代間連鎖といいます。世代間連鎖には、正の連鎖と負の連鎖があります。 虐待やネグレクトなど、親から伝達された様々な負の連鎖を断ち切ることは可能です。断ち切るためには、自分の心と向き合い、心を癒していく必要があります。

嫌いな父親との付き合い方とは?

父親が嫌いであるほどに、付き合っていくのはとても大変ですね。 ここでは、嫌いな父親との付き合いが少しでも楽になれる方法をご紹介していきます。

付き合い方1:話し合う

父親と話し合ってみましょう。 父親が嫌いで避け続けてきた人にとっては、少し難しいと感じるかも知れません。しかし、父親が嫌われる理由について自覚がない場合、父親の嫌な態度や言動は改善されることはないでしょう。 思い切って伝えることで、父親との関係が良好になる可能性もあります。

しかし、人はすぐには変わらないのも事実です。伝えた瞬間には、場合によっては否定されることもあるかも知れません。 ですので、後に大きなダメージを受けることを防ぐために、大きな期待は抱かない方が良いでしょう。時間がかかる可能性を頭に入れておきましょう。 直接話すのが難しいのなら、手紙やメールで伝えるのも良いでしょう。言いたいことを全て書いて、結果出さなかったとしても良いのです。書き出すことで、負の感情を解放し、心を癒す効果があります。

付き合い方2:家族に協力してもらう

嫌いな父親と少しでも良い付き合いをしていく為に、家族に協力をお願いしてみましょう。 夫婦関係が良好な場合、母親から父親に働きかけてもらうことが効果的な場合があります。 また、家族という近い存在に相談することで、何か良いアドバイスを得ることが出来るかもしれません。家族に話を聞いてもらうことで、心がスッキリすることもあるでしょう。

付き合い方3: 父親を受け入れる

可能なら嫌いな父親を、少しずつでも受け入れていきましょう 父親も未熟さを持った人です。誰でも欠点の一つや二つはあるでしょう。父親だって、やはり欠点があって当然なのです。完璧な人がいないように、完璧な父親も存在しません。

父親の嫌な発言や行為の根本的な原因は、世代間連鎖によるものかもしれません。父親が育った家庭、すなわち父親と祖父母の関係に問題があった場合があります。 父親がいつもデリカシーのない発言をしてしまうのは、父親もまた、デリカシーがない発言をされてきた可能性があります。父親の心には、沢山の傷がきざまれているのかも知れません。

付き合い方4: 良い部分に注目してみる

嫌いな父親の、良い部分を意識的に見つめてみましょう。嫌いだと思っていると、どうしても悪い部分が目についてしまうものです。しかし、人はみな良い部分と悪い部分、どちらも持ち合わせているものです。 父親の良い部分を改めて考えてみましょう。ほんの些細なことでも良いのです。紙に書き出してみても良いでしょう。良い部分を改めて見つめ直してみると、少しは許しの気持ちも芽生えるかも知れません。 母親に昔話などを聞いてみるのも良いかも知れません。記憶にはない乳幼児期の頃の、素敵なエピソードを聞ける可能性もあります。

付き合い方5:適度な距離で付き合う

嫌いな父親と、適度な距離を保つことも大切です。あらゆる方法を試してみたけれど、やはりそばにいると嫌いで不快な気持ちになってしまう。そういった場合、適度な距離があることで救われることもあるでしょう。 また、父親を許すことや、受け入れることにはとても時間がかかってしまうことがあります。その際も、父親とはあまり接触しないようにすると良いでしょう。 近い距離でも仲良く過ごせる人がいますが、ある程度距離がなければ良い関係を築けない人もいるものです。父親と比較的良好な関係で過ごせる距離を、模索してみましょう。

付き合い方6:家を出る

嫌いな父親と適度な距離を保つことも難しいのなら、家を出るのも選択肢の一つです。一緒に暮らすと上手く行かないけれど、離れて暮らすと上手く行くケースがあります。 距離のおかげで、今まで見えてこなかった父親の良い側面を発見することができる可能性があります。また、父親の嫌な部分も、時々会う分には許せるようになることもあります。 それから父親の方も、別々に暮らし距離ができると、態度が改善されるケースもあります。親もまた、離れることで子どもの存在の大切さに気づくのかもしれません。

付き合い方7: 感情的にならないようにする

嫌いな父親とできるだけ良好な関係を築くために、感情的にならないようにすることが大切です。例えば、父親と話し合う場合、感情的に訴えると、口論になってしまい、結局本当に伝えたいことが伝わらない可能性もあります。 感情的になってしまうのは、子ども時代から怒り、悲しみ、色々なことに耐えてきたということなのでしょう。心にも無数の傷がきざまれており、まだ癒えていない傷もたくさんあるのでしょう。 傷は、癒す必要があります。心の傷を放置しておくと、古傷が刺激されて感情的になってしまうこと以外にも、世代間連鎖など様々な問題を引き起こしてしまう恐れがあります。

心の傷を癒す方法としては、傷ついた体験を思い出し、その感情を感じることです。感じ切れば、辛い体験を思い出しても、あまり心を揺さぶられることはなくなるでしょう。 紙に書き出すことも効果的です。その際、泣いたり、怒ったりするのも良いです。感情を吐き出していくことは、心の癒しに繋がります。心が癒されていくと、感情的になることも少なくなっていくでしょう。 他にも、子どもの自分をイメージしながら癒しを施していく、インナーチャイルドセラピーもとても効果的です。また、退行催眠というセラピーもあり、心の癒し方にも色々な方法があります。自分に合う癒し方を模索してみましょう。

付き合い方:8 カウンセラーに相談する

自分なりにやれることはやったが、どうしても上手く行かない場合、カウンセラーに相談してみましょう。 虐待などにより、心に深い傷を負った場合。また、HSPなど元々繊細な気質の持ち主で、たくさんの傷つく体験をしてきた場合。そういったケースでは、父親と上手く付き合うのはとても難しいかもしれません。 カウンセラーに相談することで、嫌いな父親との付き合い方について、良い助言を得られる可能性があります。

父親のためではなく、あなた自身のために

父親を嫌いになった理由や父親嫌いの影響、そして、嫌いな父親との付き合い方について解説いたしました。 親を大切にすることが正しいとされている世の中です。しかし、無理にそのような常識に合わせる必要はありません。嫌いになってしまったのは、こちらでもご紹介したとおり、それなりに理由があるはずです。

しかしながら、嫌いな父親だけれど、なんとか付き合っていきたいのなら、無理はしない範囲で、許したり、受け入れたりする方へ向かってみましょう。 完全に許し、受容することは難しいかもしれません。しかし、少しでも許せる部分が増えて、嫌いな気持ちを減らすことができたら、あなたの心が楽になっていきます。これは、父親のためではありません。あなたのためです。 嫌いな父親との関係を少しでも良好にしていくために、また、少しでもあなたの心を軽くするために、この記事がお役に立てれば幸いです。

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自信、自尊心の低さにより生き辛さを感じ、心理学を学び始めました。またHSPですので、人より繊細な部分...

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