2019年06月10日公開

2019年06月11日更新

意固地の意味とは?意地を張る人の特徴・心理!対処法や治し方も

意固地、意地っ張りと聞いて、思い浮かべる人がいますか?または、自分ではないか、と、心当たりのある人もいるでしょうか。今回は、なかなか手ごわい、意固地になる人の特徴・心理や、対処法など、あらゆる角度から掘り下げてお話していきます。

あなたの周りに意固地な人いませんか?

自分の気に入らないことがあれば、ぷっと膨れて、無言になったり、どうしても自分の意見を譲れない、意固地な人。誰にでも思い当たる人がいるのではないでしょうか。なかなか手ごわくて、扱いに困る場面も多々あることでしょう。 そんな、意固地な人とうまく対応するために、今回は、意固地な人について、どんな性格なのか、どうして意固地になるのか、またどう対処していけばよいのか、詳しく話していきます。

意固地の意味とは?

意固地と言葉では日常的に使いますが、ちゃんと意味を知ったうえで使っていますか?この機会に、意固地という言葉を理解して、他の言葉と使い分けていきましょう。 言葉の意味を調べると、「つまらないことに意地を張り通すこと」「頑なに意地を張ること」とあります。「つまらない」というところがポイントで、こだわらなければならない、自分の持論をどうしても押し通したい、ではなく、「つまらない」ことでも意地を張る、それが「意固地」のようです。

意固地の類語

意固地の類語として、意地っ張り、強情、頑固などがあげられます。どれをとっても、自分の考えは、正しかろうが、間違っていようが、頑として変えない、そんな様子がうかがえますね。 また、意固地という言葉は、「依怙地(えこじ)」の音変化と言われ、「えこじ」から「いこじ」への音変化とともに、漢字表記も変わったようです。どちらも同じ意味を持ちます。

意固地の英語表現

意固地を英単語で表すと、以下のような表現があります。 perverse、contrary、wayward、obstinate、stubborn、unregenerate、obstinateなどです。

意固地と頑固の違いは?

では、よく似た意味合いの「頑固」という言葉がありますが、意固地とどういう違いがあるのか、調べてみました。 まず、「頑固」ですが、考え方に融通が利かない、どんな場面の考え方も一辺倒であるというような意味合いです。そして「意固地」ですが、考え方には融通は聞くものの、周りに合わせたり、譲ったりということがなく、正しい、間違いでの判断ではなく、自分の考えを頑として譲らない。 どちらも、自分本位である点は同じなのですが、そもそも、その結論に達するまでに、自分の中で選択肢があるかどうか、という点で違いが見られますね。

意固地になる人の特徴

ここからは、意固地になる人の特徴をあげていきます。周囲の意固地な人の様子を思い浮かべてみてください。重なる点がいくつかあるでしょうか。

周囲の人と自分は違うアピール

意固地になる人に見られる特徴に、自分はあなたたちとは違うんだよ、私は周囲の人と違った考え方ができるんだよ、と、アピールするという点が見られます。 特別視されたいのでしょうが、まとまる話もまとまらず、時によっては、理解しがたい意見を譲らないので、周囲の人は疲れてしまいます。

あまのじゃく

こちらも先ほどのアピールと似ていますが、意固地である人の中には、あまのじゃくな特徴を持つ人が見られます。 周囲の人がほぼ同じ意見で同意しているにも関わらず、わざと波風を立てます。「じゃあこういう場合はどうするの?」とか、「わたしはそう思わないけど」などと意見を言って、すんなりことが進むことを嫌います。 また、自分も同じ意見を持っているにもかかわらず、「わたしも同じ意見だよ」と自分から言いたくない、なびきたくない、などの理由で、すんなり、イエスとは言いません。

人を見下している

続いて意固地な人の特徴として見受けられるのが、自分を相手より上に見られたいがために、難癖付けて人を見下す、というものです。 自分は間違っていない、自分の考えを通したい、そんな意固地な人は、他人の過去の失敗や、少しの間違いをあげつらって、だから、自分は正しい、と無理くりにでも自分の望む方向へ持っていこうとします。

自分の地位を優先

意固地な人の中には、上司・先輩であるなど、自分の地位を守りたい、ただそれだけの理由で、自分の意見や指示が間違っていようとも、何かと理由をつけては認めようとしない、そんな特徴もあります。 まさに、これが、理不尽というほかの何物でもありません。それを聞く側は、ただ、うなずく、理解したふりをするしかありません。

こだわりが強い

意固地になる場合として、専門的な知識を持っていたり、経験があったりした場合、それを認めてほしくて、意固地になるという場合も見られます。 知識がある、経験があるという理由で、意固地になり、周りの意見を聞こうとせず、自分の考えだけで事を進めようとするので、周囲との足並みは合いません。

意固地になるときの心理

では、どのような心理が働いて、意固地になるのでしょう。意固地な人の心の内面をのぞいてみましょう。

負けたくない

まずは、負けず嫌いであること。自分の非を認めたくないのと、自分の意見を突き通すことで、優位に立ちたいという気持ちばかりが先行する、そこから意固地になってしまうということが考えられます。 心のどこかでは、空気が自分のほうに向いていないと感じながらも、考えを曲げたくない、またその様子も察せられたくないと心の中は嵐で渦巻いています。

プライドが高い

先ほどの特徴であげた、こだわりの強さから意固地になっている場合、これは誰にも譲れない、その人の心の中で高いプライドが確立されていると考えられます。 また、自分が得意とすることや、専門的な知識を持つまでに経験や知識を深めている場合はなおさら、周りの意見がどうであろうと譲りたくありません。高いプライドで心が支配されているがために、意固地な態度をとってしまうのでしょう。

自分が間違っていたと認めたくない

会議などの場面で、自分の考えを発言してから、周囲の意見を聞くと、あれ、ちょっと的外れだったかなと思うことは誰にでもありますよね。そこから議論を交わして、良い方針を打ち立てる、というのが会議の場というものでしょう。 しかし意固地な人の心理は、その域に到達する以前に、的外れな意見をしてしまったけれど認めたくない、自分の間違いを認めたくないという心理が働きます。結局最後まで、筋の通らない意見を繰り返したりすることになります。

でも人からは認めてほしい

意固地な人は、自分からは意見を変えようとはしませんが、心の中では自分の意見に同調してほしい、認めてほしいと心の底から思っています。自分の意見が認められたり、さらに褒められた経験が過去にあり、その時の感動が心に残っているのでしょう。 それはただ、周囲の意見と自分の意見がかみ合い、意見の食い違いが発生しなかっただけ、または、誰も気付かなかった視点で発言できたなどの背景がある場合のことと考えられます。 周囲の人の評価で自分を確立しているとも言え、周囲の人から認めてもらいたくて意固地になっている、そういう心理状態が見えてきます。

人が意固地になってしまう原因は?

意固地になっても、周囲の冷たい反応や、自分がいたたまれない気持ちになるとわかっていても、譲らない、その原因は何なのでしょう。大きく分けて二つの原因があると考えます。 まずは頑固で周囲が何と言おうと譲らない意固地な人の場合ですが、こちらはただ純粋に自分の意見を変えたくない、人に合わせたくないという心理が根底にあることが原因で頑固で融通が利かない、協調性がない、という一面が見られます。 意固地になるときもあるというだけにとどまり、人付き合いは問題なく、温厚な人であったり、気さくな人であったりします。意固地であるけれども、それをカバーする良さがあったりするので、良好な交友関係を築いていけます。

また、もう一つの原因として考えられるのが、自分に気を引きたい、他人からの承認欲求や自己顕示欲が強く出ることが原因で、意固地になる場合です。 例えば仕事上で実績をあげたい、認められたいとその意固地な人が頑張るとしましょう。しかしその根本が、他人からの承認欲求を満たしたいがためとなると、だんだん様子が違ってきます。 そのことに周囲の人が気付き始めると、当人は自覚はないでしょうが、周りは反抗したり、指示に従うのが嫌になってきます。そうなると、その意固地な人はさらに意固地になり…と自分で自分の首を絞め、苦悩の日々となるでしょう。

ここまでで意固地になる原因として、大きく二つに分かれることがわかっていただけましたでしょうか。ただ純粋に自分の意見を主張することと、自分に気を引きたいがための意固地では、大きく違います。 そこをしっかり見極めていくと、上手く対処していく方がいいのか、そうでないのかがわかってきます。

意固地は損するだけ?メリットはあるの?

意固地でいることで損することはイメージできますが、いつも損することばかりでしょうか。周囲の意見とは合わないが自分の意見は譲らない。しかし、良い意味での意固地でいることで、だんだんと周囲の人から認められる可能性も考えられます。 例えば、日常の買い物は自分が足を運んでお金を払って、というのが一般的でしたが、現代ではインターネットの普及で、選んだ商品が指定した日時に届き、支払いはキャッシュレスです。この数年で買い物の仕方もずいぶん変わりました。 そんな風に、周囲の人とは違う発想や考えを「意固地」に発信し続けると、もしかしたら、いずれ世間に受け入れられるような、未来では「当たり前」になっている可能性もあります。

しかし、いくら時間をかけても無駄だと、見通しがついたときは、潔く、認めることも大切です。そしてまた、違う方面から意固地になればいいのです。 意固地であることは損というのは確かにありますが、展開などによっては世間の常識を一変する可能性を考えると、ある意味メリットであると言えるのではないでしょうか。

意固地になる人の対処法

やっかいな場合もある、意固地な人にうまく対処する方法は、どんなものがあるのでしょうか。まず、意固地な人に対抗しても無駄である、関係が悪化することを前提において、ここからの対処法を読み進めてください。 話せばわかるという言葉は通じないというのが、意固地な人です。そこを理解して、上手く対処していきましょう。

まずは意見を聞く

ちょっと話を聞いただけでも、明らかに違うんじゃないの?と思う意見を意固地な人が主張し始めても、一旦は話を聞いて、理解しよう歩み寄ろうという姿勢を見せましょう。 聞くだけでもむかっ腹が立つ、日頃から意見が合わないなどの背景もあるかもしれません。しかしあなたが意見を主張している場合なら、その話をとりあえずでも聞いてほしいと思いませんか? あなたがしてほしいと思うことをまずは自分から行動を起こしてみる。そうすることによってどうにもならないと思っていた意固地な人が、自分から歩み寄るなど思わぬ展開があるかもしれません。

聞き流す

意固地な人相手に、対処する方法はいくつかあります。その中で、最も労力を使わずイライラもしない対処法、それは意固地な人の意見は聞き流すという方法です。 また今日も何か意固地になっているなと思ったら、自分の眼中に入れない、聞き流す、相手にしないことです。意固地になっている相手に自分から意識を向けるから、イライラしたりして、心をかき乱されるのです。 意固地な人にイライラしたり感情的になったところで、あなたに何の得もありません。であれば、相手にしないで話は聞き流すこと。賢明な選択だと思います。

第三者に相談する

仕事上であったり、コミュニティ内で、これまでの意固地な人の対処法では切り抜けられないと判断した場合、会社なら上司や長などに相談してみましょう。第三者が間に入って、お互いの意見を冷静に聞き入れ、その場の最良の判断をしてくれるかもしれません。 当事者同士ではどうしても感情的になったり、自分の立場や考えに偏り視野も狭くなりがちです。そこで第三者を間に入れることによって、スムーズに解決する糸口を見つけられることでしょう。 先ほどにお話しした通り、意固地な人に意見を聞き入れてもらおうと躍起になっても無駄な労力ですし、自分が疲れてしまいます。これはダメだなと思ったら、こじれる前に相談できそうな人を選んで、話を聞いてもらいましょう。

気付くのを待つ

先ほどの「聞き流す」につながってくると思いますが、意固地な人が気付くのを待つということ。もしかしたら聞き流すより根気がいるかもしれません。聞き流すということは自分の意見は別にあり、一見は意固地な人に合わせると意味合いになる場合もあります。 となると自分の言いたいこと、主張を心の中に留めることになるので、いずれイライラし感情があふれ出てくるでしょう。人によってはいつまでも続けられる対処法ではないと言えます。 しかし、意固地な人の主張が周りと食い違うことで、居づらくなったり、距離を置かれたりすると、あれ?っといったん立ち止まり、考えを改める可能性もあります。その時を待つそんな気の長い対処法です。

すぐにとはいかないかもしれませんが、あなたがその意固地な人の上司・先輩であるなど、明確な立場がある場合なら「見守る」という意味で、待つという対応も良いのではないでしょうか。 その経験が意固地な人の貴重な経験となったり、成長も見られるかもしれません。そうなればあなたも仕事がしやすくなったりして、ストレス軽減となる可能性もありますね。

意固地の治し方は?

ここでは、自分は意固地であると自覚のある人、または、意固地な人に助言したい、という人に読んでいただきたい、意固地の治し方をお話していきます。

まずは相手の意見を聞いてみる

自分の思う意見が通らなかったり、自分の考えを変えたくない、そう強く思った時ほど、相手の意見に耳を傾けることを意識しましょう。自分の意見をどうしても聞き入れてもらいたいと思う時ほど、狭い視野、限られた範囲での判断であることが多いです。 相手の意見を聞くことによって、「なるほど」「そういう考え方もあるのか」と、ハッと目を覚ますような感覚になることも考えられます。自分の経験を活かしたい、わかってほしいなど、気持ちは高ぶるかもしれませんが、それは一方的は考えの押しつけともなってしまいかねません。 意固地である自覚があるなら、主張したい気持ちを抑えいったん冷静になるつもりで、相手の意見をじっくり聞いてみることをお勧めします。

どうして意固地になるのか考えてみる

自分の意見を聞き入れてもらいたい、どうしても自分から歩み寄りたくない、負けたくない、そんな気持ちが強いと自覚があるのなら、どうしてそういう気持ちになるのか向き合ってみることも、意固地な性格を治すことに有効だと考えられます。 少し時間はかかるかもしれませんが、意固地であることを自覚しどうにか治したいと考えているなら、ぜひ取り組んでほしいと思います。意固地である自分を掘り下げることで、気付かなかった自分の感情や原因が見えてくるかもしれません。

そもそもは意固地を治すつもりだったことが発端だったのに、新たな将来の夢や、やりたいことが見つかったりして、意固地でこだわっていた自分とすんなり決別できる可能性もあります。 意固地である自分の性格を治したいと思った時点で、あなたの人生の転機が訪れたと前向きとらえて、夢に胸を弾ませている自分を想像しながら、ぜひ自分のために時間を作ってみてください。

自己主張と意固地は違う

自分の意見はこうであると自己主張をすることと、意固地でいることとは違います。自己主張はある程度は必要で、自己主張がないと人の意見にいつも流されている、他人軸な自分でそれも心が疲れてしまいます。 自分はこう思うけどあなたの意見はどうですかとディスカッションし、誰にとっても最善の策を生み出していく。それは誰もが望む理想の形ではないでしょうか。意固地でいることと自己主張は違います。それを心において日々過ごしてみましょう。

こだわりが強い自分を認める

意固地である自分に注視すると、誰が何と言おうとこれだけは譲れない範囲や、意見・状況が見えてくると思います。その部分の話になると意固地になってしまう、こだわりが強い自分を認めてしまいましょう。 自分で認めることによって他人から求めようとしていた承認欲求が満たされ、心が安定してきます。認めてもらいたいとそれを他人に矛先を向けるから、意固地になってしまっている自分に気付きましょう。 そうすると次第に、狭い範囲で意固地になっていた自分を、客観的に見られるようになります。その先、例えばその経験を生かす仕事に転職したり、自分に向いている職業はこれではなかったかもという考えに至り、思わぬ転機となることもあるでしょう。

正しいかどうかで判断するから意固地になる

今回は意固地な人とはどういった原因や心理状態なのか、意固地な人の対処法などお伝えしてきました。自分かな?と思った人もいるのではないでしょうか。また、あの人意固地なのかなと心当たりのある人に対して、確信したという場合もあるでしょう。 自分が意固地になる、意固地な人を認められない、その根底には「その意見は正しいかどうか」という自分の物差しで判断しているとも考えられます。 どういう意味かというと、人間はどんな物事もその判断は正しいかどうかで意見を発したり、考えたりしがちです。守らなければならないルール(法律や規則など)は守って当然で、ここでの正しい間違っているの判断内容には該当しません。

一つの意見があったとして、それをそれぞれが正しいか間違っているかで判断してしまうと、意見の食い違いが出て当然です。それは誰も経験や感じ方が違い、判断基準もどこに重きを置くかで、「正解」「間違い」は違ってくるからです。 それを意固地になって頑なに主張したり、または相手の意見を聞く耳を持たないとなるから問題となるのです。まず意見の食い違いが出た場合、判断基準がどこにあるか意識を向けてみることです。 そうすると、冷静に相手の意見を聞くことができたり、解決の糸口が見つかることもあるのではないでしょうか。

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ライター

tiara

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過去の経験や体験、自分なりに得た知識をもとに綴っていきます。少しでも多くの方の心に響けばと思います。...

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