2019年12月16日公開

2019年12月17日更新

有言実行と不言実行どっちが良いのか?努力を実行するために大切なポイント

「有言実行」とは言ったことを必ず実行すること、「不言実行」とは黙ってなすべきことを実行することです。この二つ、状況によって使い分けたほうが得をすることをご存知ですか?有言実行と不言実行のメリット・デメリットと共に、努力を実行するためのポイントもご紹介します。

有言実行と不言実行について考えよう

「有言実行」と「不言実行」はどんな意味・違いがあるかご存知ですか?「有言実行」は世間一般でよく使われますが、「不言実行」はあまり聞きなれないですね。 日本人ならば漢字をみればだいたいその意味は想像がつくものですが、みなさんは日頃、「有言実行」と「不言実行」を使い分けて行動していますか? 実はこの二つ、状況や人の性格によって使い分けた方が上手くいきます。それでは、「有言実行」と「不言実行」について意味からメリット・デメリットまで考えてみましょう。

有言実行と不言実行の意味

それではまず、「有言実行」と「不言実行」の意味を見ていきましょう。

有言実行の意味とは?

「有言実行」とは、言ったこと、人に宣言したことを必ず実行することです。 例えばあなたが誰かに「絶対に〇〇大学に入学して将来は弁護士になる!」と宣言したとします。実際にそれを実現させたら、あなたは有言実行したことになります。 言ったことは必ず実行したり実現させたりする人を「あの人は有言実行だ。」と表現したりしますよね。

不言実行の意味とは?

「不言実行」とは、黙ってなすべきことを実行するという意味です。まさしく「有言実行」の対義語といえます。 ただし、「不言実行」は、「宣言せずに実行する」という意味で使用されたり、「文句や理屈などあれこれ言わずに黙って執り行う」という意味でも使用されます。 古くから日本では、「口は災いのもと」などのことわざがあるように、物事は黙って行うのが良いとされてきました。ですので特に高齢の人は後者の意味で「不言実行」を使うことが多いようです。

有言実行と不言実行どちらが良いのか?

有言実行と不言実行の意味を解説してきましたが、この二つ、一体どちらが良いのでしょうか。一見、有言実行のほうがかっこいいしなんだか良いイメージですが、有言実行型にもデメリットがあるのではないでしょうか。 一方の不言実行は一見地味に見えますがメリットもありそうです。つまり、有言実行と不言実行、どちらが優っているかは一概には言えず、それぞれのメリット・デメリットを考えていく必要がありそうです。 有言実行・不言実行のメリット・デメリットを考えて、どんな状況でどちらが優位に働くかを検証していきましょう。

有言実行のメリット・デメリット

ここではまず、有言実行のメリットとデメリットをそれぞれ3つずつご紹介します。有言実行は良いイメージが強いので、なかなかデメリットは思いつかないのではありませんか?有言実行のデメリットも見逃せませんね。

有言実行のメリット

それではまず有言実行のメリットから見ていきましょう。

目標を達成しやすい

「宣言効果」というのをご存知ですか?宣言効果というのは、人に「自分はこれから○○する」と宣言することで、それを実現しやすくなることです。 例えば、「来月までに3㎏のダイエットをする。」と誰かに宣言するとします。人に言ってしまうとどうしてもやらなければいけない気になりますよね。このように人に宣言することで、目標を達成しやすくやります。 つまり「有言」することで「実行」する確率がとても高くなります。

人から信頼されやすい

有言実行をする人は周囲からとても信頼されます。有言実行の反対の意味でよく使われるのは「あの人は口だけだ。」という表現です。人は「有言」するけれどそれを実行しない人をとても嫌います。 言い換えれば有言実行できる人はそれだけ好かれるということです。言ったことは必ず行動に移しますから、頼み事もしやすいですし、上司や先輩が有言実行型の人だととても安心しますよね。 「言うが易し行うが難し」ということわざにあるように、有言実行とは実はとても難しいことです。だからそれが出来る人は信頼されますし、一目おかれる存在になります。

人の上に立てる

有言実行をする人は信頼されやすいですから、必然的に人の上に立つことができます。とくに指導者やリーダー的存在に抜擢されやすいです。 政治家などは間違いなく有言実行型の人が好まれますよね。「この人についていきたい」と思われるようなリーダーシップのある人はたいていが有言実行をしています。

有言実行のデメリット

ここからは有言実行のデメリットを解説していきます。

プレッシャーになってしまう

「宣言効果」をご紹介したように、人は誰かに自分の目標を宣言すると、それを実行しなければいけないと思うようになります。この思いが過度のプレッシャーになってしまう場合があります。 特に、達成しがたいような目標を宣言してしまった場合、実現できそうもないことから余計にプレッシャーがかかります。しかし言ってしまったがために実行しようと頑張りすぎて、最悪の場合は体調を崩してしまいます。

実行できないと一気に評価が下がる

有言実行をずっとしてきた人が何かを宣言したにも関わらずそれを実行しないと、一気にその人に対する評価が下がります。 「ハロー効果」という心理学用語があります。これは、ある突出した特性だけでその人を判断してしまうという心の働きです。「有言実行型」というのはものすごいハロー効果があります。 ですから、一度でも実行するのを怠ると、その人のイメージすべてが悪くなってしまいます。有言実行を続けることは危ない橋を渡ることでもあるのです。

典型的な日本人気質の人には嫌われる

典型的な日本人気質の人はどちらかと言うと「不言実行」を好む傾向があります。お年寄りや昔堅気の人がまさにそうですね。 日本には「いちいち言葉にやらず黙って態度で見せなさい」という価値観が昔からあります。この価値観の強い人にとっては、わざわざ人に宣言する有言実行型の人はなんとなく煙たい存在です。

有言実行にするべき時は?

有言実行のメリットとデメリットを踏まえて、どんな時に有言実行をすれば良いのか考えていきましょう。 有言実行はプレッシャーに強い人や、人からの期待があったほうがやる気がでるというタイプの人に向いています。そういう人にとっては宣言効果が良い意味で作用するので、目標に向かって突き進むエネルギーが湧いてきます。 他にも、リーダーシップをとりたい人や、すでに人に指示を与える立場の人は有言実行のほうが良いでしょう。プロジェクトを取りまとめる時などは、メンバーに目標を宣言することで、チームがまとまり目標も達成しやすくなります。 また、宣言効果を利用して、絶対に成し遂げたい目標がある時は有言実行したほうが達成できる確率がぐっと高くなります。

不言実行のメリット・デメリット

有言実行のメリット・デメリットを解説してきましたが、ここからは不言実行のメリット・デメリットについてお話していきます。 不言実行はなんだか地味なイメージですが、もちろん利点もあります。ここでは不言実行のメリットとデメリットを3つずづご紹介します。

不言実行のメリット

ここからはまず不言実行のメリットを3つご紹介します。

言わない分行動力が一層評価される

不言実行型の人は「あれ?いつの間にやってたの!?」と驚かれることが多いのではないでしょうか。黙って行動をするのですから周囲が驚くのは当然ですが、その驚きが「この人はすごい人だ。」と思わせます。 つまり同じ結果を出したとしたら、有言実行よりも不言実行したほうが評価が高い場合があるのです。

努力家に見える

不言実行は「淡々としている」ように見えます。ゆえにとても努力家に見えます。努力をしている人はわざわざ自分の努力を誰かに宣言したりしません。不言実行は「人に言わないだけで、裏ではすごい努力をしている」というイメージを持ちます。 実際的に不言実行型の人は努力家が多いです。人は知らず知らずのうちに目標を誰かに言っているものですが、努力家の人は人からの評価よりも地道な努力を大切にします。

意志が強くなる

不言実行を続けると、必然的に意志が強くなります。宣言効果も得られないし、人から期待や適度なプレッシャーをかけられることがないので、自らが起爆剤になる以外にがんばる方法がありません。 不言実行をする人は、数年先の目標でも人に宣言しません。黙ってそれに向かって突き進みます。結果が出てやっと周囲に自分のしてきた努力が伝わります。それまで人知れずに努力をするのは相当な意志の強さが必要です。

不言実行のデメリット

ここからは不言実行の3つのデメリットを紹介していきます。

結果が出ないと評価されない

不言実行をしていると、結果がでない限り評価されません。結果を出した場合はものすごく評価される反面、そうでない場合は厳しい現実が待っています。 また、周囲から見たら黙って言われたことをやっているだけ、と勘違いされる場合もあります。本人にしたら、わざわざ宣言する必要もなく、過程を重要視しているのですが、周囲から見たらその過程すらもわからないのです。 有言した場合、実際はそうでなくでも宣言した人物は目標に向かって努力をしているように見えますから、その点で不言実行は損をします。

途中で投げ出してしまう可能性がある

不言実行には固い意志の力が必要だと解説しましたが、裏を返せば不言実行をしていると、投げ出すことは簡単ということです。 例えば「〇〇大学に受かりたい」と考えているとします。あなたはそれを誰にも言いませんから、自分が努力を怠って受験校のレベルを下げたとしても、それに気づく人は誰もいません。 このように、努力を怠ったことが周囲に知られないため、不言実行の場合、目標を途中で投げ出してしまうことが簡単です。

リーダー向きではない

有言実行はリーダーの資質の一つなので、不言実行型の人はリーダーには不向きです。不言実行は堅実でとても良いことなのですが、チームやメンバーをひっぱるには強い言葉が必要です。 もしあなたが不言実行型のリーダーなら、チームはプロジェクトがどれくらい進んでいるかやどのくらいの成果を出せばいいのかわからず戸惑ってしまうことでしょう。リーダーに「有言」は必須なのです。

不言実行にするべき時はどんな時?

不言実行のメリット・デメリットを解説してきましたが、不言実行にするべき時はどんな時でしょうか。もともと意志の強い人や、人からの期待やプレッシャーに弱い人は不言実行のほうが向いているといえます。 絶対に目標を達成する自信がある時は、わざわざ有言する必要はないでしょう。また、有言することで人間関係に支障をきたしたり、嫉妬を買ってしまうような時は不言実行にするのが良いです。 例えば会社で、仲良くしてきた同期がたくさんいる中で「自分が管理職に一番先に昇進する」と宣言したら、少し不穏な空気が流れてしまうでしょう。そういう時は心の中に目標は秘めておくタイプの不言実行を選択すべきでしょう。 また、結果を出して誰かを見返したり周囲を驚かせたりしたい時は不言実行にするのが良いでしょう。名誉挽回する時も不言実行のほうが適切と言えます。

有言実行と不言実行は使い分けよう

有言実行にすべき時、不言実行にすべき時を解説してきましたが、これらは状況に合わせて上手に使い分ける必要があることがわかりましたね。 日頃から高い信頼を得たい人や目標を確実に達成したい時は有言実行、意志の強い人や名誉挽回など一度の行動でぐっと評価をあげたい時は不言実行にすると良いでしょう。

努力を実行するために大切なポイント

ここでは努力を実行するための3つのポイントを解説していきます。

習慣化する

努力を実行するための一番のポイントは努力を習慣化してしまうことです。人は習慣に対しては労力は使いません。当たり前のことだからです。 「努力が大変だ」と感じているのは、習慣にないことだからです。努力自体を毎日の習慣にしてしまえば、毎日苦労することなく自然と努力ができます。最初は辛いかもしれませんが、とにかく毎日やりましょう。 意志の弱い人は「今日は〇〇をする」と毎日誰かに宣言しても良いでしょう。

努力することを目標にしない

努力が実行できない人は努力を目標にしてしまっています。努力とは目標を達成するための材料であって、努力自体を目標にしてはいけません。 「明日から努力する」と言う人は、翌日になっても何も変わらないことが多いと思いませんか?努力を実行するためには「明日から〇〇をする」という明確な目標をたてましょう。

ハードルを上げ過ぎない

宣言効果を利用して、有言実行しようとして失敗するパターンは、「目標のハードルが高すぎる」ことです。いくら宣言効果を借りても、そもそもあまりにも達成しがたい目標だと途中で気持ちがくじけてしまって努力が嫌になります。 初めはなるべくハードルの低いことから始めましょう。それが達成できたら次は少しハードルを上げた目標を設定しましょう。このように段階を踏むと、努力をする習慣がついてきます。

有言実行と不言実行を使い分けて努力しよう

これまで有言実行、不言実行について解説してきました。それぞれにメリット・デメリットがあり、使い分けするべき状況も確かにあります。ですが、「努力をする」という根本的な面に関しては有言実行と不言実行のどちらが有利かということはありません。 有言することで「頑張ろう」というスイッチが入ることはありますが、それを継続させる「努力」は一日二日で身につくものではありません。 有言実行と不言実行をうまく使い分けながら「努力をする練習」を積み重ねていきましょう。

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yokofunfun24

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