2019年02月28日公開

2019年06月07日更新

シャワー効果とは?噴水効果との違いや百貨店のマーケティング戦略も紹介

シャワー効果という心理学用語があります。これは百貨店のマーケティング戦略にも使われている心理学なのです。いつもお目当てのものは最上階にあるということはないでしょうか?それはシャワー効果の仕業かもしれません。関連の噴水効果と合わせてご紹介したいと思います。

百貨店にいくといつも目当ては上階に?

ある日、お目当てがあって百貨店に行くと、お目当てのものが上階にあって、上までのぼるということ多くありませんか?実はこれ、たまたまではなく百貨店が意図的に作った、戦略が潜んでいるのです。 これを、心理学用語で「シャワー効果」といいます。この「シャワー効果」とはどういうものなのかを紹介していきたいと思います。

シャワー効果とは?

「シャワー効果」とは、百貨店などで上階の施設を充実させて、お客様の流れをシャワーのように上から下へ誘導することにより売上アップが望める効果のことをいいます。シャワー効果は主にマーケティングの現場で使われる心理テクニックです。 例えば、○○物産展などのイベントが上階で行われたり、飲食店が最上階にあったりしますよね?これは、そのような興味のあるイベントや需要の多い飲食店を上階に置くことで、お客様に上の階まで来てもらい、途中の階にあるお店もついでに足を運んでいただくという効果を狙っています。

シャワー効果と噴水効果

シャワー効果に関連する心理学用語で、「噴水効果」という言葉があります。噴水効果はシャワー効果と組み合わせて使うこともあります。ここからは、噴水効果の意味とシャワー効果と組み合わせ方について紹介したいと思います。

噴水効果とは?

「噴水効果」とは、お店の入り口を充実させて、お客様を引き込む効果のことをいいます。百貨店へ行くと、1階には「化粧品」、地下階には「食品」売り場が配置されているケースが多いですよね?これも実は噴水効果を狙った戦略なのです。 女性にとっての必需品である「化粧品」、誰もが関心の高い「食品」の売り場を配置することで、人を呼び込むといった効果を狙っています。そして、この噴水効果はシャワー効果と合わせて、マーケティングでよく使われる心理効果なのです。

シャワー効果と噴水効果を組み合わせよう

「シャワー効果」と「噴水効果」は、組み合わせて使うことで相乗効果を発揮するケースもあります。 百貨店の例でいうと、まず「噴水効果」として化粧品や食品などの下層フロア目的で来店いただきます。その後、催事や飲食店に立ち寄るため、上階まで上がることで、途中の階の店舗にも立ち寄っていただき売上を最大化するというものです。 つまり、下層フロアでお客様を引き寄せ、その後上階まで上がっていただくことで、1回の来店でまんべんなくお客様にお店に立ち寄っていただこうというものなのです。このように、「シャワー効果」と「噴水効果」は相性が良く、組み合わせることで相乗効果を生むことができるのです。

シャワー効果や噴水効果の活用例

「シャワー効果」や「噴水効果」は百貨店だけでなく、あらゆるマーケティングの場面で使われています。百貨店のように複数階ある建物ではなんとなくイメージが付くかと思いますが、実は平面の店舗などでも使われることもあります。 では、実際にどういうものに使われているのでしょうか?身近なところにも使われているものなので、いくつか紹介していきたいと思います。

コンビニエンスストア

コンビニエンスストア(以下コンビニ)でも、実はシャワー効果や噴水効果が使われています。よく考えてみると、コンビニの店舗は、どこも同じような配置になっていると思いませんか?実はこのお店の配置に秘密があります。 百貨店で最上階にあたる場所は、コンビニでは店舗の一番奥の部分となります。一番奥は、思い出してみるとジュースなどの飲み物がズラリと並んでいると思います。ジュースなどの飲み物は多くの人が購入する商品です。

また、入り口には雑誌が置いていると思います。雑誌の立ち読みをする人がいると、お客様が入っているのが見えて、他のお客様もお店に入ってきやすくなります。こちらは「噴水効果」を活用しています。 飲み物を購入するには、お店の奥まで進む必要があり、この間に他の商品が並んでいるところを通らなくてはいけません。そこで魅力的な商品が目に入ってきたら、つい買ってしまうというわけです。

ディズニーランド

実は、ディズニーランドでも同じく「シャワー効果」が使われています。ディズニーランドでは、「スプラッシュ・マウンテン」や「プーさんのハニーハント」といった人気の高いアトラクションは奥の方に配置されています。 ゲートが開くと、多くの人が人気のアトラクションに行きます。そして、そこに行くまでの施設に立ち寄ることで、滞在時間を長くすることを狙っています。また、入り口にはおみやげもの屋さんが配置されているため、必ずおみやげもの屋さんを目にするのです。 そして、アトラクションに乗ったり、キャラクターと会って「楽しかった」という気持ちに浸りながら帰っているとき、おみやげもの屋さんを通ると、ついおみやげを買ってしまうのです。

温泉街

少し異例のケースですが、温泉街にもシャワー効果が使われています。温泉街などに来る観光客は、温泉目当てでその土地に来ます。よく見ると、駅から温泉旅館の道中に飲食店やおみやげもの屋さんがあると思います。 目的地である温泉旅館に行く道中にお店を通ることで、その地域のお店全体の売り上げが上がりやすいという設計になっているのです。先ほどご紹介したディズニーランドのケースと少し似ていますが、帰り道におみやげを買うというケースも少なくありません。 これは他の観光地に応用されているケースもあります。目玉の観光スポットと駅の道中にお店が集中していたりするのをよく見かけるのは、そういう狙いがあるのです。

シャワー効果は人の動線を操る心理学

店舗や施設などの中心に紹介いたしました。百貨店の上階や、コンビニの奥に売れるものを配置するということでお伝えしてきましたが、本質的にシャワー効果は、「人が強く見たい思うものの配置を考えることで、人の動線をコントロールすることができる」というものです。 この本質から考えると、シャワー効果は店舗や施設だけでなくあらゆるものに活用することができます。

シャワー効果を日常でも活用しよう!

シャワー効果のような「人の動線を操る心理学」は主に店舗のマーケティングで使われることが多いですが、日常でも使うことができます。では、実際にどのような場面で使うことができるのでしょうか?

【ビジネス編】ウェブサイトやブログのサイト戦略

実はウェブサイトやブログなどのインターネット上でも、シャワー効果を活用することができます。例えば、「インターネットを検索すると魅力的なブログ記事があり、読んでいくうちに他のコンテンツを読んでしまった」なんてことありませんか? これも、シャワー効果を使っています。魅力的なコンテンツでサイトに見に来てもらい、他のページも見てもらおうという動線を設計しています。このように、ネットにおいてもマーケティングの工夫がされているのです。 わかりやすい例で言うと、求人サイトなどもそれに当たります。魅力的な求人の広告を打って、サイト内に来てもらい、他の求人にもエントリーしていただくという狙いもあります。

【恋愛編】シャワー効果を活かしたデートプラン?

シャワー効果はビジネスだけでなく、デートでも活用することができます。例えば、デートの目的地を奥の方に設定しておいて、そこに行くまでの道中で自然にお店に入ったりして、滞在時間を長くすることにも使えます。 わかりやすい具体例でいうと、クリスマスのイルミネーションなどでそれが使えます。クリスマスツリーを目的地にして、その道中で出てくるお店に入ることで滞在時間を長くします。滞在時間が長くなればなるほど、親密性が高まっていくのです。

【番外編】イベント開催にも使える?

人によっては日常で使わないという方もいるかもしれませんが、イベントを開催するときなどにもシャワー効果をの考え方を使うことができます。グルメイベントや音楽イベント、学園祭などいろいろなイベントに応用が可能です。 イベント内で目玉のイベントや催し物を、一番奥の会場に配置することで、人の動線を設計することができます。学園祭のケースですと、芸能人のゲストが出るなど注目度の高いものは一番奥の会場でやるなどの工夫をすれば、その道中の出店にも人が来やすいということが望めます。

動線は工夫次第で設計できる

人によって行動パターンは違いますが、工夫次第では人の動線を設計することができます。これはマーケティングに限らず、発想次第では様々なことに応用が利く心理学なのです。 シャワー効果の本質は「興味のあるもので人の動線をコントロールできる」ことにあります。柔軟な発想で日常に取り入れてみてはいかがでしょうか?

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ライター

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るんば

外国語大学卒業後、10年間セールスを経験。コーチングを使ったセールス戦略のプロデュースをしている。...

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