2019年04月18日公開

2019年06月16日更新

私のこと好き?と確かめたくなってしまうあなたへ。その心理や対処法を臨床心理士が解説!

恋人や親友に「私のこと本当に好き?」と確かめたくなったことはありませんか?実際、つい何度も確認してしまう人もいるかもしれませんね。ただ、そんな確認がかえって二人の仲を壊してしまう場合もあるのです。相手の気持ちを確かめたくなる心理について考えていきましょう。

「私のこと本当に好き?」が口癖のあなたへ

恋人、親友、家族…あなたにとって大切な人が、本当に自分のことを愛してくれているのだろうかと考えたことはありませんか? 「あの人は私のことを受け入れてくれているのかな」 「あの人は私のことを本当に気にかけてくれるのだろうか」 気になりだすと不安になって、つい相手の気持ちを確かめてしまう人もいるのではないでしょうか。 でも、いくら不安だからといって何度もしつこく確認していると、相手はあなたのことをわずらわしく感じてしまうようになります。安心したいがための確かめ行動が、かえって二人の仲を遠ざけてしまうこともあるのです。 今回は、相手の気持ちを確かめたくなる心理とその対処法について考えていきましょう。

こんな行動をしていませんか?

相手が自分のことを愛してくれているかどうか不安になることは、誰にでもあると思います。でも、その不安な気持ちとどう向き合うかはその人次第。すぐに確かめないと気が落ち着かないという人もいれば、なんとなくスルーしているという人もいるでしょう。 ここでは、相手の気持ちに不安を感じたときの行動で、少し注意が必要なものをご紹介します。あなたは普段、次のような行動をとってしまっていませんか?ひとつずつチェックしてみましょう。

「私のこと好き?」と何度もたずねる

「私のこと好き?」「ほんとに気にかけてくれている?」 相手の気持ちに不安を感じたとき、安心したい気持ちからつい何度も相手にたずねてしまっていませんか。なかには、相手が「好きだよ」と言ってくれているにもかかわらず、しばらくたつとまた不安になってしまうという人もいるかもしれません。 何度安心させてもらってもついまた確認を繰り返してしまう人は、要注意。相手が誠実に対応してくれるかどうかにかかわらず、もともと不安を感じやすい傾向にあるのかもしれません。

落ち込んでいることをアピールする

「私が落ち込んだとき、あの人はちゃんと慰めてくれるのかな」 相手の目の前で落ち込んだり泣いたりして、相手が自分を気にかけてくれるかどうか確かめてしまうことはありませんか。悩みごとをうちあけて、そのときの反応で相手の気持ちを確かめるという人もいます。

わざと不機嫌になる

「私が不機嫌になっても、あの人は私を見捨てずにいてくれるかな」 相手にかまってほしくて、わざと不機嫌にふるまってしまうことはありませんか。 相手を批判したり悪態をついたりして、それでも自分を大切にしてくれるかどうか相手を試すという人もいます。

相手の言動ひとつひとつを気にする

「今のあの人の言葉は、遠回しに私を拒否しているのかもしれない!」 自分が嫌われていないかどうかが不安になって、相手の言動の細かい部分まで気になったり、行動の意味を深読みしすぎたりしていませんか。相手のふるまいのひとつひとつに一喜一憂している場合は、少し注意が必要です。

第三者を通して相手の気持ちを確かめる

「あの人、私のこと嫌いだって言っていなかった?」 相手の気持ちを確かめるため、そんなふうに友達や周囲の人にたずねることもあるかもしれません。悩みごとを誰かに相談するのは大事なことではありますが、「そんなに心配しなくても大丈夫だよ」と保証されたにもかかわらず、「本当かな」「やっぱり心配だ」と感じてしまうようであれば、要注意です。

相手の気持ちを何度も確かめたくなる心理

「好きだよ」と言われているにもかかわらず、相手の気持ちを何度も確かめたくなってしまうのはなぜでしょうか。その背景にある大きな心理的要因として、自分に対する自信のなさがあります。 自信のない人は、自分で自分のことを「愛されるだけの価値のある人間だ」と信じることができません。だからこそ、他の人(とくに自分にとって大事な人)からの反応を通して、自分の存在価値を確かめようとしているのです。 また、過去に大切な人に裏切られた経験があり、その傷つき体験が原因で人に対する信頼感が損なわれ、いまだに回復されていないという場合もあります。

いずれの場合も「相手に拒否されてしまったらどうしよう」という大きな不安や心配があります。そのため、不安になるたびに相手の気持ちを確かめて、安心を得ようとしているのですね。 ただ、そのような確認行動によってしか安心を得ることができない場合、一時的に安心することはできても、基本的にはいつも不安から逃れることができないという矛盾を抱えることになります。

相手の気持ちを確かめることのリスク

相手の気持ちを確かめる行動をよくしている人は、相手から安心できる言葉をもらっているにもかかわらず、何度も確かめたくなってしまうという傾向があります。 相手の気持ちを何度も確かめてしまうことで、どんなリスクがあるかを考えてみましょう。

相手との距離ができる

あなたの大切な人に「私のこと好き?」とたずねたら、最初はきっと「好きだよ」という答えが返ってくるでしょう。しかし、何度も何度も同じことをたずねるとどうでしょうか。相手は「しつこいな」と感じて、あなたのことを避け始めるかもしれません。 相手の気持ちを何度も確かめる人は、相手が自分の価値を保証してくれていてもそれを心から信じることができず、何度も確認を繰り返してしまうため、最終的には相手に拒否されてしまいます。 そうなると、「やっぱり自分には価値がないんだ」という疑いを自分で証明してしまう形となり、さらに自信がもてなくなるという負のスパイラルに陥ることになるのです。

二次的なストレスを引き起こす

相手の気持ちを何度も確かめることによるリスクは、相手を失うことだけではありません。自信をなくすことをはじめとして、自分自身にとってもストレスが高まる結果につながりやすいのです。 たとえば、相手の気持ちを何度も確かめる人は、劣等感を抱いたり気疲れしやすいような対人関係のトラブルに巻き込まれやすい傾向があります。その結果、気持ちが落ち込んだり人前に出ることが恐くなったりすることもあります。

特に注意が必要な場合

相手の気持ちを何度も確かめることにはリスクがありますが、特に注意が必要な場合がいくつかありますのでチェックしておきましょう。

コミュニケーションが苦手

人付き合いが得意な人は、嫌な思いをさせることなく相手の気持ちを確かめることも上手です。一方もともとコミュニケーションに苦手意識がある人は、自分の気持ちを相手に上手に伝えることに慣れていません。そのため、自分の不安をそのままぶつける形で相手の気持ちを確かめてしまい、相手には不愉快な思いをさせてしまいがちです。 また、相手の「好きだよ」という答えをうまく自分の安心感につなげることができないのも、相手とのやりとりが苦手だからこそ。相手にしてみれば「せっかく気持ちを伝えたのにないがしろにされた」という不信感につながることもあります。

心が不安定になっている

精神的に安定しているときは、相手の気持ちに不安を感じにくいだけでなく、不安を感じていてもうまくやり過ごすことができます。たいていの人は1~2回確認すれば安心しますから、それで相手との関係が壊れることはありません。 ただ、精神的に不安定だったり気持ちに余裕がなかったりすると、どうしても自分の不安が優先され、相手がそれをどう感じるかという視点が抜け落ちてしまいがちです。その結果、相手がわずらわしく感じているということになかなか気付くことができず、破局を迎えてしまうこともあります。

相手の気持ちを確かめたくなったときの対処法

ここまで、相手の気持ちを何度も確かめてしまうことのリスクについて考えてきました。ただ、自信をなくしたり気持ちが落ち込んだりすることは誰にでもありますし、そのためにどうしても相手の気持ちに不安を感じてしまうこともあるでしょう。 相手の気持ちを確かめたくなったとき、どのようにその不安に対処すればよいのでしょうか。不安をうまく切りぬけるための工夫をいくつかご紹介していきましょう。

確かめる回数をへらす

リスクを避けるためにまずできることは、確かめる回数を減らすこと。不安なとき相手の気持ちを確かめたくなるのは自然なことですが、それをできるだけ「行動につなげない」ということを意識してみるといいかもしれません。 10回不安になるとしたら、10回とも相手に直接確かめるのではなく1,2回におさえてみましょう。いきなりゼロにするのは難しくても、徐々に回数を減らす工夫ができるといいですね。

「安心アイテム」をもっておく

不安な気持ちを和らげるための工夫のひとつが、自分なりの「安心アイテム」を持っておくことです。相手の気持ちを目に見える「かたち」にすることで、リアルタイムで直接相手にたずねなくても相手の思いを感じられるようにする方法です。 たとえば、指輪などのアクセサリーを相手とお揃いで身に付けるのは、相手が目の前にいなくてもお互いの絆を感じられる「安心アイテム」のひとつですね。相手からもらったプレゼントや手紙、思い出の写真など、あなたが相手の思いを感じられるものを探してみましょう。

伝え方を変えてみる

お互いの気持ちを伝え合うことは、愛情や信頼関係を築くうえでとても大切なことです。だからといって、「私のこと好き?」「本当に?」と繰り返し聞かれることは、相手からしてみれば自分の気持ちを疑われているようなもの。決していい気持ちはしませんね。 どうしても相手の気持ちを確かめずにはいられないという場合には、その伝え方を工夫してみましょう。相手を責めたり疑うような伝え方では、あなたが誤解されてしまう可能性があります。 たとえば、「私のこと好き?」の代わりに「あなたが好き」と伝えてみるのもいいですね。あなたのあたたかい気持ちにこたえて、相手も自然とあなたへの思いを伝え返してくれるかもしれません。

少し先の約束を励みにする

相手から連絡が来ない、なかなかかまってもらえないなど、直接コミュニケーションをとれない時間が長くなると、不安も高まってしまうかもしれません。でも、相手にも都合があり、どんなにあなたを大切に思っていてもあなたに合わせられない場合もあるものですよね。 そんなときは、すぐには無理でも、ひとまず次の約束をとりつけられると励みになります。視点を今から少し先の未来に向けることで、視野を広げることができるでしょう。未来を楽しみにすることは、不安に前向きに向き合うための大切なポイントです。

自分磨きの原動力にする

相手の気持ちに不安を感じる大きな原因のひとつである「自信のなさ」。この不安を逆手にとって、自信のなさを克服するための原動力に変えてしまうのもひとつの手です。 ふだんは見て見ぬふりをしている自分のコンプレックスに、この際真正面から向き合ってみるのもいいでしょう。自分を磨いているうちに自分に自信がついてきて、不安に落ち着いて対処できるようになるだけでなく、相手の気持ちに対する不安自体が和らいでいくこともあります。

「気にしない人」と一緒に過ごす

相手の気持ちが気になる人もいれば、あまり気にならないという人もいます。あなたの周りにはどちらが多いでしょうか。 気持ちが気になる人同士で集まると、どうしても「あの人は私をどう思っているのか」という答えのない話で盛り上がってしまいがちです。それが楽しい時間であればいいのですが、ときにはあなたの気持ちを強く揺さぶったり、不安をさらに煽ってしまうこともあるでしょう。 苦しいときはあえて、人の気持ちを「気にしない人」と一緒に過ごすのも方法のひとつです。気分転換になるだけでなく、自分とは違う考え方にふれることでの学びもあるかもしれません。

夢中になれるものを見つける

いつも相手のことばかり考えていると、相手の気持ちだけが自分の関心ごとになってしまいがち。その結果、「相手を失ってしまうと私は終わりだ」という極端な考え方につながってしまいます。 相手のことをまったく考えないようにする必要はありませんが、相手以外のことにも少しずつ視野を広げてみましょう。あなたが楽しいと思える、夢中になれるものが見つかれば、今よりずっと心が軽くなるのを感じられるはずですよ。

まずは自分の心と向き合おう

相手の気持ちが分からなくなると、「相手にもっと大切にされたい」「もっと好きといってもらいたい」という思いから、つい相手の気持ちを確かめようとしてしまうものです。 でも、その不安の根本にあるのは、実はあなた自身の自信のなさやコミュニケーションの苦手さなのですね。あなた自身が自分を好きでいなければ、愛されていることに対する不安はこの先ずっと消えない可能性もあるのです。 大切な相手とずっと一緒にいたいと思うなら、あなた自身が変わっていくことを目指していきませんか?相手に「安心させてほしい」と求めるよりも、まずはあなた自身の心に向き合ってみることがその第一歩になるかもしれませんね。

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ライター

高宮りか

高宮りか

スクールカウンセラーとして活動する臨床心理士。メンタルで悩む人にも、そうでない人にも、みなさんの生活...

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