2019年04月19日公開

2019年06月16日更新

否定的な人の特徴・心理。「否定」と「肯定」の正しい使い分け方を知ろう

あなたは人の意見を聞いたとき「でも…」「いや…」と否定的になっていませんか?否定的な人は、なぜ肯定的に物事を考えられないのでしょうか。ここでは、否定的な人の特徴と心理、否定的な考え方の危うさについて、さらに肯定的になるためのポイントと注意点を考えていきます。

否定的であるべきか肯定的であるべきか

ある一つの意見を聞いたとき、「なるほどね!」と肯定的な反応をする人と、「それは違うよ」と否定的な反応をする人がいます。別の意見があがっても、肯定的な反応をした人は、同じように肯定的な反応を、否定的な反応だった人は、同じく否定的な反応をする傾向が見られます。 これはなぜでしょうか。否定的な人は、どのような心理で否定的な反応をするのでしょうか?否定的な反応と肯定的な反応、どちらかに正解はあるのでしょうか? ここでは、否定的な人に焦点を当て、その特徴や心理を見ていきます。そして、否定的であることの危うさや、肯定的になるためのポイント、肯定的であることの注意点を考えていきます。

否定的の意味とは?否定的な人ってどんな人?

まずは「否定的」という言葉の意味について紹介します。そして「否定的な人」とはどのような人を指すのか、その定義について考えてみましょう。

否定的の意味

「否定的」という言葉の意味は、「打ち消す内容を持っているさま」「否定をするようなさま」です。文章での使い方としては「その意見に対しては否定的だ」「否定的な答え」などがあります。 似た言葉には「ネガティブ」「消極的」などが挙げられます。「やりたくない」「賛成できない」などの意味で、これらの言葉が使われます。 「否定的」の対義語は「肯定的」です。この記事では「肯定的」であることについても後半で考えていきます。

否定的な人ってどんな人?

それでは、「否定的な人」というのはどういう人を指すのでしょうか。あなたはどのような人をイメージしますか? 冒頭で述べたような、「意見に対して反論をすることが多い人」のほか、「みんなで動こうとしているときに動きたがらない人」や「他人からのアドバイスを受け入れられない人」などのイメージをする人が多いでしょうか。 つまり、「否定的な人」というのは「前向きな反応の少ない人」という印象であると言えます。

否定的な人の特徴・あるある

「否定的な人」とは、どのような特徴があるでしょうか。すでに「否定的な人」についてイメージされているかもしれませんが、否定的な人に見られる特徴や「あるある」を、大きく4点に分けて考えます。当てはまる特徴はありませんか?自分を振り返って考えてみましょう。

(1)完璧主義である

「完璧主義」であることは、否定的な人の特徴の一つです。自分の欠点が出ないように、常に完璧でありたいと日々過ごしている人を指します。 完璧主義な人は、自分に関わることはすべて完璧にしておきたい、自分にとって100%納得がいく形で進めたい、という強いこだわりを持っています。そのため、他人の意見などで自分が納得できない部分が少しでもあると、それを否定してしまいます。 この否定的意見によって、本来なら話を進められるはずのことが、突然止まってしまいます。一人の些細なこだわりで否定された人や、その周りの人たちは、モチベーションの低下を感じたり、否定した人に対する違和感を抱くようになります。

(2)頭の回転が速い

否定的な人は、頭の回転が速い人であるとも言えます。他人の意見を聞いて、自分の意見と照らし合わせながら、反論する言葉を見つけるのです。相手の意見に対してすぐに反対意見が言えるのは、頭の回転が速いからこそのことです。 頭の回転が速い人の意見は、理に適っていることも多く、相手が反対意見を言い返せない場合が多々あります。言い返せても否定的に反応が返ってくるため、モヤモヤした気持ちにさせている場合が多いのです。

(3)対抗意識が強い

否定的な人は、対抗意識が非常に強いことも特徴です。いわゆる「負けず嫌い」というタイプの人たちです。このタイプの人たちは、どんな些細なことでも、人の上に立ちたいという気持ちを持っています。 対抗意識の強い人にとって、相手の意見を受け入れることは「自分の負け」に値します。「相手が全部間違っている」と判断することで、自分が上に立てると考えたいのです。そのため、相手の言うことに対して否定的な意見をぶつけ、自分が優位に立とうとしたがります。 自分の意見を頭ごなしに否定された人は、心に不快感が残ります。何度も感情的に否定される状態が続くと、その人と関わることに消極的になり、距離を置くようになります。

(4)表情が暗く熱意が見られない

否定的な人の中には、相手へ否定的な意見を言うこともなく、積極的な働きかけがほとんどない人もいます。否定的な意見を自分から言い出すタイプではなく、行動さえも消極的なタイプです。一見トゲが無いように見えますが、トゲを表に出していないだけという人がいます。 このタイプの人は、自分からは何も言わない反面、意見を求めたりアドバイスや指示をすると、否定的な反応をしがちなのが難点です。周りの人も、気軽に話しかけることが出来ず、一歩引いて接するようになります。

人が物事を否定的に捉える時の心理

ここまでの内容で、否定的な人は、日常的に否定的な意見を持っていることが多く、言動にその特徴が表れていることが分かりました。 次に、否定的な人が否定的になってしまう背景、心理状態を見ていきましょう。どのような気持ちが、その人を否定的にさせているのでしょうか。

(1)自分の方が優れていると思いたい

否定的に物事を捉える時は、「自分の方が優れていると思いたい」という心理が働いています。他人の考え方を否定した上で、それより高いレベルの解答を示して、周囲の人からすごいと思われたい、という自己顕示欲が働きます。 自分で自分を評価できないため、周りの人からの評価をもらうことで、自分の存在価値を上げようという行為です。そのため、意見を言った人を蹴り落とすような、否定的な意見を言いたくなってしまうのです。 自信があるように見えますが、実際のところは複雑な心理を抱えている可能性があります。

(2)自分の思い通りにしたい

否定的な人は、先にあげた「完璧主義」という特徴からも分かる通り、自分の思い通りにしたいという心理がとても強いです。 例えば、「楽しい会話をする場にしたい」と思っている人の場合、その場で愚痴や弱音を吐く人がいると「そんなこと言ったらだめ」と否定的な言葉でさえぎってしまうというパターンです。 このタイプの人は、自分の家族やパートナーについても、自分の思い通りに動かないと否定的な言葉で責めてしまいます。わがままや過干渉から、相手に否定的になってしまう、自己中心的な人と言えます。

(3)自分は無力だと思っている

否定的な人の中には、「面倒くさい」という気持ちから否定的な態度になっている人もいます。「自分には解決能力が無いので、問題には関わりたくない」という心理です。このタイプの人は、人の言うことに耳を傾けられず、なかなか前向きになれません。 人との対立が嫌い・嫌われたくないという気持ちから問題に関わろうとしない人や、自分以外のことに余裕が無いという人も同様に、否定的な人だという印象を与えていると言えます。

(4)寂しい気持ちが強い

否定的な人の中には、心の中にとても強い寂しさを抱えている人もいます。自分が寂しくならないよう、否定的な言動で相手の足を引っ張るのがこのタイプの人です。 自分を見てほしくて、恋人が他のものに興味を示すと、その興味の対象を否定します。自分と同じレベルで居てほしいために、友人が夢を叶えたり、結婚をしたりすることに嫉妬心を募らせます。自分が置いていかれる焦りから、友人やきょうだいが褒められると腹が立ちます。 独占欲や競争心の裏側には、寂しさや孤独感が隠れている場合が多いことが分かります。

(5)自分に自信が無い

否定的な人の心理の根底にあるものは、自分に自信が無いことです。自分は無力である、寂しい、という心理もこれに当てはまります。さらには、人よりも優位に立ちたいという心理も、自分で自信が持てないから、他人の評価が必要であるということにつながります。 自分がこのままではいけない、と思っているために、周りの意見に否定的な態度をとって優位に立ち、自分を保とうとしているということが考えられます。

否定的になりすぎることが危険な理由

否定的な人には、否定的になってしまう心理状態や理由があることが分かりました。しかし、心理的背景や理由があるとはいえ、否定的になりすぎてしまうことは、円滑なコミュニケーションをしていく上で、危険な面があります。 ここでは、否定的になりすぎることが招く危険について、大きく3つに分けて考えます。

(1)周囲の人から距離を置かれる

否定的になりすぎる人は、周囲の人たちに「面倒くさい人」「怖い人」などの良くない印象を与えます。その結果、だんだんと距離を置かれてしまうことになります。さらにその先は、どのような状況が待っているでしょうか? 例えば、ビジネスの場で考えてみましょう。否定的になりすぎる人は、プロジェクトチームの結成や人事異動など、新しく仕事に取り組んでいく仲間を選ぶとき、選出されにくいと言われます。つまり、出世するのが難しくなります。 「自分が人の上に立ちたい」と思って否定的な態度を取る人にとっては、目標と真逆の結末になってしまうおそれがあります。

(2)自己の成長ができない

否定的になりすぎる人は、変化を嫌がったり、新しいことへの挑戦をおそれる傾向があります。そこに、自分が成長できるチャンスがあったり、乗り越えることで自分に自信をつけられる可能性があっても、挑戦をしないためにチャンスを逃すことになります。 「自分に自信が無いから」と、殻を破れずに逃げることで、現状維持のまま成長ができず、さらに自信を無くし、否定的な反応が強く出てしまうという、負の連鎖に入ってしまうのです。

(3)不幸な状態を引き寄せてしまう

否定的になりすぎる人は、自分と同じように、否定的な人を周りに引き寄せてしまうと言われています。これは不思議な世界の話ではなく、「同じレベルの人と一緒にいると、安全である、居心地が良いと思う」という、誰にでもある心理からくる結果です。 否定的な人は、同じく否定的な考え方の人と一緒にいると楽な気持ちで居られます。そのため、似たような人同士が一緒になり、否定的な人のグループができます。お互いに刺激や成長の機会が無く、不満を抱えたまま、精神的にスッキリしない状態が続くことになるのです。

否定的な自分を肯定的に変えるには?

否定的な人が、否定的になりすぎると危険な理由について見てきました。それでは、そんな否定的な自分を肯定的に変えるには、どうしたらよいのでしょうか。 自分が否定的な態度になっていると気づかない人が多い中、否定的な態度になりがちな自分に気づけただけでも大きな進歩になります。肯定的な反応ができるようになるために、ここにあげる3つのポイントを心に留めておきましょう。

(1)否定したくなったら一呼吸置いて考える

否定的な人は、相手の意見に対して、間を置くことなく反論するクセのある人が多いと言われます。否定的な意見を言いたくなったら、一呼吸置いて、一時的な感情で反応していないか、心の中をよく観察しましょう。 理論的にその意見に反対である場合、後からでも発言できる機会はあるはずです。ゆっくりと自分の言いたいことを整理してから伝える方が、感情的に否定するよりも相手にも伝わりやすいというメリットもあります。 まずは落ち着いて、いろいろな角度から物事を考える癖をつけていきましょう。

(2)他人の意見に対して疑問を持つ

否定的な人は、「自分が人より上に立ちたい・自分の考え方は正しい」という思い込みから、他人の意見を理解する前に否定的な反応をしがちです。 この場合も、まずは一呼吸置きましょう。相手の意見を聞いて引っかかったら、相手がその意見に至った背景を考えます。分からなかったら尋ねてみましょう。自分が感じている以上に、相手が思慮深い人であることや、まっすぐな熱意を持っている人であることが分かるかもしれません。 今後のコミュニケーションを円滑にするためには、いったん否定的な反応を止めて、ゆっくりと考えることがとても大切です。

(3)強引に人の上に立とうとすることをやめる

先にも述べた通り、否定的な人は「自分が他の人よりも上だと思われたい」という気持ちが強い傾向にあります。上に立つために周りを否定しようとする行為そのものが、自分の印象を悪くしていることに気づきましょう。 周りを否定する行為をやめるためには、自分と他人との比較をやめることが第一歩です。 人それぞれに、得意なこと・不得意なことがあります。他の人にできないことを自分ができる、反対に、自分にできず、他の人ができることがあります。お互いを尊重して、不得意なものは得意な人に快く任せられるよう、考え方を変えていきましょう。

ただ肯定的であればいいというわけではない?

ここまで、否定的になりすぎることが危険な理由について触れ、肯定的になるためのポイントを見てきました。それでは、否定的な要素を排除して肯定的に変わりさえすれば、すべての問題がうまくいくのでしょうか? ここにも、否定的であること・肯定的であることについての大切なポイントがあります。次の項目で考えてみましょう。

大切なのは「肯定」と「否定」を使い分けること

例えば、政治家のスピーチを例に考えてみます。Aさんは「市民の皆で手を取り合えば、この都市は必ず良くなります!」と肯定的な演説をします。Bさんは「このままの状態では、この都市は危機的状況になります」と否定的な演説をします。あなたはどちらの政治家を支持しますか? おそらく、多くの人がBさんを支持するでしょう。Bさんの方が「問題意識を持って主体的に活動をしてくれる」と期待されやすいためです。そしてBさん本人も、否定的な意見を言うことで、自分が優位に立って権力を持っていると考えてしまいます。 しかし、この支持を長く維持することは難しいと考えられます。否定的な態度が目立つ人に対しては、やがて多くの人が悪い印象を持つようになるためです。 円滑な人間関係を築くには「楽観視せずに問題意識を持ち、建設的な改善策を出して、問題に取り組む」というような、「肯定」と「否定」の使い分けが大切です。

肯定と否定を使い分けるためのポイント

それでは、「肯定」と「否定」を使い分けるためのポイントは何でしょうか。大きく3点に分けて見ていきます。

(1)自分の感覚に素直になる

第一のポイントは、自分の感覚に素直になることです。他人の意見に対し、自分が良いと感じたら肯定的な反応をしましょう。良くないと感じたら、即座に否定的な反応をするのではなく、最後まで話を聞き、良くないと感じた理由を考えましょう。 例えば、肯定的に感じたのに、嫉妬心から否定的な態度を取るのは、自分の本当の感覚とは違う反応です。また、肯定と否定の使い分けを、意識的に「7割は肯定的に」と数字的な割合で考えると、自分の感覚に嘘をつく場合が出てきます。 肯定的な感覚も否定的な感覚も、人間にとっては自然な反応です。「肯定」と「否定」を使い分けることは、つまり、自然な反応を曲げずに素直に反応することです。

(2)肯定的な部分と否定的な部分を整理する

他人の話を聞いて「○○には賛成だけど、△△の点は違う」と感じるときは、そのポイントを整理してハッキリと伝えましょう。 「全体的な主旨には賛成だが、○○のところは気になる(こうしたほうが良いのでは)」というように、肯定的に感じたところと、改善したほうが良いと思われるところを伝えると、受け取る側も、自分の意見のどこに問題があるか、整理しながら聞くことが出来ます。 短時間でとっさの反応が難しいときは、無理に整理しようとせず、考える時間をもらえるようにすると良いでしょう。

(3)否定的な反応をしている自分を責めない

否定的だった人が肯定的になろうとするとき、「肯定的になりたくても否定的な反応をしてしまう」と、自分を責めてしまうこともあるでしょう。 しかし、それまで持っていた性格を、急に変えるのは大変なことです。無理に肯定的な態度を貫いていると疲れてしまいます。否定的な反応をした自分に気づき、考え方の修正を繰り返して、だんだん肯定的な反応ができるようになります。 一度、肯定的になるためのポイントを知れば、あとは、そのポイントからずれていることに気づきやすくなるはずです。ポイントのズレに気づいたら修正を心がけて、「肯定」と「否定」の使い分けを意識しましょう。

「肯定」も「否定」も素直に反応しよう

否定的な人の特徴・心理と、肯定的になるためのポイント・注意点について見てきました。否定的な人も肯定的な人も、どちらかが正しいという解答はありません。どんな人にも、どのような物事にも、否定的な面があれば肯定的な面もあります。 否定的になりすぎると、周りの人を不快な気持ちにさせる危険がありますが、肯定的になりすぎていても、「何も考えていない」「お調子者」と思われてしまう危険があります。 まずは、自分の感覚に素直になりましょう。心がスッキリして納得できる感覚や、心がモヤモヤして気が進まない感覚など、自分の反応を的確にとらえることが大切です。「肯定」と「否定」に素直になり、円滑な人間関係を築くことを目指しましょう。

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ライター

SatokoH

SatokoH

学生時代に社会心理学を専攻していました。対人関係の心理学や、人生をより楽しく過ごすことなどのテーマに...

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