2019年04月22日公開

2019年06月18日更新

取り乱すの意味とは?取り乱す人の心理的原因とその対処法

「取り乱す」。あまり良い響きの言葉ではありませんよね。しかしどんな人であっても取り乱すことはあります。人はどうして取り乱すのでしょうか。そして他人が、あるいは自分が取り乱した場合にはどのように対処すればいいのでしょうか。

取り乱すの意味とは?取り乱す人ってどんな人?

「取り乱す」とは何かに驚き、うろたえ、心の平静を失ってしまうことです。具体的には自分の感情に振り回されてしまい自分が何をやっているのかすら分からなくなってしまう状態、そうした状態を自分ではコントロールできなくなってしまっている状態です。 取り乱すというと、敏感な人、神経質な人をイメージするかもしれませんが、誰でもなる可能性はあります。ただ、なりにくい人、なりやすい人というのはいます。 なりやすいのは人の言葉や状況の変化に敏感な人たちです。そうした人たちは比較的なりやすい傾向があるといえるでしょう。ただ、敏感な人すべてがすぐに取り乱すわけではありません。 後に詳しくお話ししますが、取り乱すこと、酷く驚くこと自体は生き物として当然にでる警戒信号の一つで、誰にでも起こることなのです。ただ「驚く」を通り越して「取り乱す」という状態になってしまうと、頭と身体に鳴り響く警報が大きすぎて動けなくなってしまうのです。

人が取り乱すのってどんなとき?

取り乱すほど人が驚くのには、必要な要素が二つあります。一つは「突然」です。いきなり、それも思ってもみないことを目の前に突きつけられると人は激しく動揺します。まさに取り乱してしまい自分をコントロールできなくなります。具体的な理由はおびえ、恐怖、混乱など様々です。 そして二つ目は「思った以上に」です。「この位の程度で済むだろう」という無意識の予想を遙かに超えるような事態が生じたとき、人はうろたえ、取り乱します。 ただしどの程度なら「突然」になるのか、どの程度なら「思った以上に」なるのかは個人差が大きいです。以下に取り乱す原因となるような事態を具体的に挙げましたが、こうした事態に直面したとしても実際の反応は「驚く」から「取り乱す」まで、人によって様々です。

突然の困難

自分が思った以上の困難が突然出てきたときです。たとえば普通の胃炎だと思っていたのにいきなりガンであると告げられ余命宣告された、などというのがこれに当てはまります。「このくらいで済むだろう」という自分の予想を遙かに超えるような、それも悪いことが起きたとき、人は取り乱します。

予想外の出来事

疑うこともなく「こうだ」と思っていたことがいきなり覆されたときです。たとえば、誠実だと思っていた親友に酷く裏切られたなどです。穏やかになんの問題も無く暮らしていると思っていたところへ家族が事故に遭うなどもそうです。 青天の霹靂(へきれき)とは「(平和で安定している)晴れている空からいきなり雷が落ちる(ほどの衝撃)」を意味しますが、まさにそれです。

思ってもみない「自分」を突きつけられたとき

「あなたって本当はこうよね」と人から言われてうろたえる時などがこれに当たります。自分のことに関して、全く思ってもみなかった、あるいは薄々そうは思っていたけれども半信半疑だったことをあからさまに指摘されたときに、人は酷く驚き動揺します。 特にそれが自分にとってのマイナス点、つまり隠れていた欠点だったり、自分がみたくない自分だったりした場合には動揺が激しくなり、取り乱すこともあります。

取り乱してしまう心理的原因は?

「突然」そして「思ってもみない事態」が目の前で起こると、私たちは動転し取り乱してしまいます。では何故取り乱してしまうかについて、もう少し詳しくその心理をみていきましょう。

「当たり前」が崩壊する

私たちは普段色々なことを考えて対処しながら動いているようで、実はそうではありません。日常に潜んでいる様々な危機の可能性に対して無意識に目をつぶり、ほとんど自動操縦的に考え動いているのです。 自動操縦的に考えるとはどういうことでしょうか?たとえば日常生活です。明日は当然同じように朝起きる、そして同じルートで電車に乗る等、私たちは今やっていることがそのまま続いていくものだと無意識に思い込んでいます。それがいきなり中断されるかもしれないとは考えてもみません。 日常がそのまま続くつもりでいるからこそ「明日はどの仕事を進めようか」「天気だったら洗濯物を干さなきゃ」「明後日には約束がある」と普通に考えます。そのときに翌日までに世界が崩壊するとは考えてもみません。 こうやって「当然続くと思っていた」と思っていたことをいきなり切断されるような事態(危機)に直面すると、私たちは驚き、うろたえ、取り乱してしまうのです。

驚く(取り乱す)のは生き物として当然の反応

私たちは震災や事故で突然、いつもの日常が終わることはあるということをニュースなどで頭では分かっているつもりです。にもかかわらず、無意識に自分の日常は変わることはないと思い込んでしまっているのです。 しかし、事故や災害を経験された方は経験からよくおわかりだと思いますが、当たり前と思っていたことはいきなり、それも簡単に崩壊することがあります。 人間は、というよりおよそ生き物は突然の変化を恐れます。ですから突発的な非常事態に直面すると驚いて取り乱します。これは非常事態(危険)が起きたときにそれにいち早く気づき対処するために脳から発せられる警戒信号です。 人間のみならず、生き物であれば持ち合わせている精神的なシステムです。

感情はコントロールできない

「当たり前」が崩壊して思ってもみない事態に直面した結果、取り乱すほど驚いてしまうのは生き物として当然であることはお話ししました。とはいえ取り乱してしまうことは周りに迷惑をかけることもあります。取り乱してしまうこと自体を止めることはできないのでしょうか。 驚くほかにも、怒る、好きになる、楽しくなる…私たちの心には色々な感情がわき上がります。このような感情は、私たちの考えを無視していきなり反射的に湧き出してきます。感情を無くしたり、感情が湧き出すこと自体を止めることは人間の精神構造上、基本的に不可能です。 およそ感情をなくしたりコントロールすることはできないのですから、取り乱したりすぐうろたえてしまったりする自分を無理押さえ込むこともまた、不可能に近いのです。 普段から無理に動揺を押さえ込もうと努力することはむしろ、常に自分で自分を常に監視することになり、むしろストレスがたまって動揺しやすくなってしまいます。

事後的な対処はできる

感情が湧き出すことはコントロールできません。とはいえ「感情をコントロールする」という言葉やそうしたことをテーマにした本をよく見かけるのに?と疑問に思われたかもしれません。たとえばアンガーマネジメント(怒りをどうコントロールするかという心理トレーニング)などが有名ですね。 しかしあれらはすべて、そもそも感情をなくすとか、感情が湧き出すことそれ自体をコントロールするというものではありません。 アンガーマネジメントなどの本は、主に感情がでてしまった「後」の対処法について書かれているのです。つまり怒りの感情が生じてしまったその後に、怒りをどう落ち着かせるか、いかに早く冷静になるか、そしてその後その怒りをどう自分の中で消化するか、について書かれているのです。 そして、怒りに対して、怒りが起こった後に適切な対処を繰り返すことで、自分から湧き出してくる感情に左右されなくなる自分を作ることはできるのです。

「取り乱す」へ備えることが大事

「取り乱す」についても同じことがいえます。取り乱すこと自体は感情ですから止めることはできません。ですが取り乱した場合への対処法を、前もって準備しておくことは可能なのです。そして適切な対処を繰り返すことで、簡単には取り乱さない自分になっていくことができるのです。 前もっての準備には色々な方法があります。たとえば今までをふりかえって自分が何について取り乱しやすいか知ることもいいですし、そして実際に取り乱してしまう自分を自分なりに効率的に落ち着かせる方法を探すのも効果的です。自分を落ち着かせるためのグッズを常備するのもいいでしょう。 このように、取り乱した時への備えをすることはできるのです。準備しておくことで取り乱してもできるだけ早く冷静になることができるようになるのです。

周りの人が取り乱したときの対処法

人が酷く驚き、取り乱すことは人間として当たり前、とはいえ取り乱す人がでてきた場に居合わせた場合はどうすればいいのでしょうか。取り乱している人に対して、私たちは何ができるのでしょうか。

激情をすべて出させる

取り乱している人をすぐに落ち着かせることは不可能です。悲しみか、驚きか、どのような理由にしても、本人がその動揺を出し切って自分が今置かれている状況に気づくまでは、他人にはどうにもできません。ですから取り乱した人に寄り添い、感情を吐き出しきらせてしまいましょう。 物理的な破壊行動や人を怪我させるなどの危険性がある場合には、無理矢理にでもどこか別のところへ移動させるなどの対処が必要になることもあるでしょう。

相手の言葉を「肯定的に受け取る」

取り乱した相手に対して説得しようとしたり、ましてや反論したりするなどは避けましょう。取り乱した人は危機に対して恐れから混乱状態を引き起こしているので「そうじゃない」「ちゃんとしなさい」などは基本的には逆効果です。 相手の言葉を拾いながら肯定することが必要になります。たとえば「だってあんな非常識なこと!」と叫んでいるのであれば、事実と違っていようとも「うん、あの人は非常識だよね、そうだよね」というように受け答えするわけです。 最初は取り乱している人の耳には入っていないようにみえるかもしれませんが、取り乱している人に安心感を与える助けになります。

落ち着かせる

取り乱している人は生き物として劇的な変化という危機にさらされて動揺しているわけですから、安心感を与える必要があります。 アメリカの警察では被害者に対してボランティアが作ったキルトや手編みの毛布を被害者に渡すそうですが、そのように毛布や上着などでくるむなどして、物理的な安心感を与えるのは有効な対処法の一つです。

自分が取り乱してしまったときはどうすればいい?

では次に、周りではなく自分が動揺して取り乱してしまった場合にはどうしたらいいのでしょう。

まずは理性が戻るのを待つしかない

繰り返し書いてきたように、驚き取り乱すことは生き物としての危機を感じているわけですから「すぐに」切り替えることは非常に難しいです。 自分に落ち着けといくら言い聞かせたところで落ち着けるようなものではありません。ひどく取り乱したときにはそもそも落ち着こうとか人目を避けようとかいった考えすら浮かびません。 頭の隅では冷静であっても自分の感情や行動をコントロールできない場合もあると思います。出てきてしまった感情を吐き出しきるしかありません。 人目を避ける余裕が頭や身体にあるようならば、そうした方がいいでしょう。

安心感を得る

出し切ってしまった直後は、しばらく何も考えられないと思います。まさに放心してしまうわけです。できればこの何も頭が働かない状態が終わるまで、何かしようとせずじっとしていましょう。 取り乱すまで酷く動揺したあとは放心してしまうものです。何もできる状態ではありません。そのときにあなたに必要なのは「安心感」です。 無理矢理次の仕事を始める等のことはできるだけ避けましょう。ショック状態で体温が下がることもあり得るので、温かいものを飲むのも良いですし、毛布などにくるまっても良いです。 またぬいぐるみでもお守りでも、自分が持っていて安心できるようなものが手近にあればそれを持っていましょう。

取り乱しやすいなら「お守り」を

もし自分が取り乱しやすいタイプなのだなと思うのであれば「これを握っていれば安心する」など安心感を持てるグッズを持ち歩くのも一つの方法です。ぬいぐるみでもお守りでも好きな色の文房具でも、何でも構いません。 自分がそれをみてホッとできる、落ち着けるようなものを見つけて、携帯につけるなどすぐに取り出せるところにいつも持っていましょう。

取り乱すことへの備えを

繰り返しますが、感情は根本的に消すことはできません。また感情をコントロールしようとしていつも「取り乱さないように、取り乱さないように」と緊張していることは、そもそも本人にストレスがかかります。ということは結果としてむしろ取り乱しやすくなってしまいます。 「取り乱すことは誰にでも起きるもの、どうせ止められない」とゆったり構えていた方が楽になります。また、いざ取り乱したときにも自分を取り戻しやすくなります。 まずは「感情は自分ではコントロールできない」ということをしっかり頭に入れる必要があります。その上で「取り乱すなど、強い感情が出てきたときどう対処するか」という対処法を前もって考えて準備しておくことのほうがはるかに有効です。 また対処法が分かっていれば万一取り乱した場合も安心ですから、普段の生活に安心感が増し、ストレスもたまりにくくなります。すべての基本はストレスを減らし、安心感を持って生活することです。そのためにしっかり備えておきましょう。

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薄荷

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メンタルケアや自己啓発を幅広く勉強しています。勉強と自分の経験を踏まえ、ちょっとした日常で具体的に役...

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