2019年05月25日公開

2019年05月25日更新

タックマンモデルを理解して理想的なチームビルディングを!

個人が集まった小グループは「チーム」です。チームビルディングを心掛けていけば仕事は概ね良好になります。チームビルディングの中でも、タックマンモデルと呼ばれるケースがあります。今回は、心理学者タックマンが考案したタックマンモデルの特集です。

チームがまとまらない、これからチームビルディングしていくそんなあなたへ

企業や組織、団体はそのものが一つのチームです。さらにその中には各部署があり、それもチームです。そしてさらに細分化して小数性のチーム編成で毎日動いている方々がほとんどだと言えます。 しかし個人の集まりであるチームなので、各人の意思や考え方もあって統一されないことも考えられるわけです。チームビルディングの概念とは、個人を尊重しながらいかにまとめ上げていくのかがポイントです。

タックマンモデルとは?

チームビルディングは組織運営に欠かせない概念です。チームビルディングの分野にて有名な理論が「タックマンモデル」と呼ばれているものです。タックマンモデルは心理学者のタックマンの名前から取られています。 彼が作成したビジネス成長モデルということになります。タックマンモデルは、組織やチームの進化の過程を、4つのフェーズに種別して各々の現象を体系化しているのが特徴です。そこで今回は、タックマンモデル4つのフェーズについてのご紹介を中心にお送りします。

タックマンモデルにおけるチームの4つに成長段階とは?

タックマンモデルとは段階があり、チーム構成が進行する状態を4段階にしています。タックマンモデルの4つの段階は、各々「形成期」「混乱期」「統一期」「機能期」と名付けられ、その期間の中で成長や特徴を見せています。 またタックマンモデルを英語表記する場合、韻を踏み「Form」「Storm」「Norm」「Perform」と名付けています。例えば混乱期は、まさに嵐(Storm)に近いという表現です。以下では、タックマンモデル各4段階の特徴についてご紹介します。

形成期

タックマンモデルでの形成期とは、チームが結成され始めた状態を指します。集まったメンバーが互いの素性も分からず不安や緊張、遠慮が顕著な状態です。お互いが様子見をする段階です。 タックマンモデルでの形成期では、まだメンバー同士が価値観を共有するどころか、具体性がないメンバーも含まれているかもしれません。チームは全く醸成されていません。

形成期に見られるチームの特徴

タックマンモデルの形成期で見られる特徴としては、メンバー同士が意思疎通していないので、リーダーや責任者などから説明や指示を仰いでから行動するメンバーが見受けられます。 また、タックマンモデルでの形成期では意見が自由に交換できず、メンバー同士が遠慮し不安や緊張感があります。内情が和やかに見えてもチームワークが醸成されていないといった特徴もあります。

形成期のチームビルディングに適したワーク

タックマンモデルの形成期は、まだメンバーが集まったばかりでグループの状態が幼いと言えます。そこでお互いを知る意味で決起会や飲み会などを開催するという方法があります。 タックマンモデルでの形成期にチームビルディング研修を実施するようなら、全員で楽しむことができる協力型ゲームが良いでしょう。特に「マシュマロ・チャレンジ」といった短時間でできるワークがおすすめです。

混乱期

タックマンモデルでの混乱期とは、チームのメンバーが意見や主張の食い違いを下にぶつかり合っているような状態です。各々の考え方やポリシーに大小さまざまな格差が明確になり始めている頃合いです。 タックマンモデルでの混乱期は、チーム内の雰囲気が淀んでいて、まるで荒探しをするかのようです。メンバーの細かい動向さえ気になってしまい、資料の作り方が気に入らないとか、発言が気に障るといった不平不満が表出します。

混乱期に見られるチームの特徴

タックマンモデルでの混乱期には、チームで取り決めた目的や目標へ真剣に取り組んでいることで、メンバー内での意見の食い違いや、人間関係などに対立の構造が生まれてしまう状態です。 本来なら個人的な恨みつらみもない間柄だったのに、お互いの価値観のズレによって、人間性までも疑ってしまうことがこの時期にはあります。タックマンモデルでの混乱期には派閥などが生まれやすくなります。

混乱期のチームビルディングに適したワーク

タックマンモデルでの混乱期にて、もしチームビルディング研修を実施するようならば、メンバー各人が公平に仮説を立てて意見を述べられるような「対話・ダイアローグ」のワークがおすすめでしょう。 中でも「ワールドカフェ」などの手法を採用すると良いかもしれません。その際は外部の進行役としてファシリテーターを入れて客観的に採決してもらえたり、時には本音を引き出してもらえる人を立てるといいでしょう。

統一期

タックマンモデルでの混乱期を乗り越えた先は、共通規範や役割が次第に構築されていき、お互いの思考や行動への理解も深まっていく統一期へと突入します。 タックマンモデルの中でも一番乗っている時期と言え、メンバー各人が役回りを認識して動こうとします。目標も共有されてルールが定着していく段階となります。個性も発揮できるので持ち味も活かされます。

統一期に見られるチームの特徴

タックマンモデルでの統一期では、チームの目的や仕事の進捗、役割分担が良好になっていくことで統一感や共有されて活かされるものが増えていきます。この時期こそが、最もリーダーシップを必要とするフェーズだろうと言われています。 今まで対立して平行線だったメンバーの価値をまとめ上げ、納得できる目標設定をし、業務進行と役割分担の明確化などが進んでいく特徴があります。

統一期のチームビルディングに適したワーク

タックマンモデルでのこの統一期というフェーズでは、チームビルディング研修をあえて必要とすることはありません。チームは健全に動き始めている手応えがあるので、その動向をリーダーが見守る姿勢のほうが大切です。 リーダーシップをいよいよ発揮できる良い時期なので、各メンバーのフォローや進捗管理などに費やしているほうが良いでしょう。

機能期

タックマンモデルでの機能期とは、その名が示すようにチームが機能し成果が生まれる時期です。成功体験によってメンバーに主体性が芽生え、更なる成果が生まれやすくなります。 一つ手前の統一期から始まった規律やルールも、この段階になればさらに進化して、チーム内のメンバーが自ら生み出してもいけます。

機能期に見られるチームの特徴

タックマンモデルでの機能期には、チーム結束力や連動性が生まれやすく、メンバー同士によるサポートもしやすいフェーズに成長しています。成果が著しく見えるのもこの時期ならではです。 タックマンモデルでの機能期は、良くも悪しくも役割を果たし、情報共有などが自然に果たされている状態なのが特徴的です。

機能期のチームビルディングに適したワーク

タックマンモデルでの機能期では、チームビルディング研修を実施するよりも仕事を離れてメンバー感の親睦を深めるようなイベントを催すことがベストです。スポーツやアクティビティに近いことを計画してみるのがおすすめです。 ワークや研修の要素が少なくとも、チームワーク維持の取り組みができるオリエンテーリングやゲームなどをするのもいいでしょう。

タックマンモデルにおける混乱期の乗り越え方は?

タックマンモデルでの4つの段階の中で、混乱期に差し掛かった時にこそ、成果を出せるチーム作りのポイントとなっていきます。この時期に本音や不満を抱えていても何も言わないで大人しくしていては、機能期からの成果へ影響が出てしまいます。 タックマンモデルの混乱期にこそ、正しく乗り越える術を知っておかなくてはなりません。ここではタックマンモデルの混乱期における注意点をご紹介します。

タックマンモデルの混乱期は通過点とも言える

先ず誤解をしてはならないこと、それはタックマンモデルでの混乱期というのは、必ずしも悪影響というレッテルだけで解釈してはならないという点です。 チームビルディングの過程の一つとして、このタックマンモデルの混乱期でメンバーの結束を高めることができるからです。意見が通じ合わなかったり食い違いがあることで、そこから妥協点を見出し改善できるので必要なことだと言えます。

タックマンモデルでの混乱期を意図的に作り上げる

タックマンモデルでの混乱期を乗り越えるために必要なことの一つは、メンバーの不満を内に溜めさせない工夫です。表向きでは平穏そうなチームだとしても、アフター5で不満や愚痴を肴にしているようでは不健全です。 現場での業務方法や価値観などについて、思っていることを意見交換して、あえて効果的な混乱期を演出するということです。

タックマンモデルでの混乱期には交流を深める

タックマンモデルでの混乱期には、メンバ相互の理解を仕事だけではなく人間的レベルで交せるようにしましょう。できるだけ早い時期からメンバーの親睦のために食事会やレクリェーション、研修プログラムの実施が効果的です。 タックマンモデルでの混乱期に行う研修プログラムは、チームの状況によってメニューを決めるといいでしょう。

タックマンモデルでの混乱期にはIメッセージを使う

タックマンモデルでの混乱期に差し掛かったら、部下へ支持を出す時のポイントは、感情的にならないよう配慮しましょう。そのためには、お互いを尊重しフィードバックを積極的にすることです。 支持を伝える時は「Youメッセージ」ではなく「Iメッセージ」を徹底することです。これは「私はこう考える」「私はこうしてほしい」というように、自分を主語にして伝える方法です。

タックマンモデルでの混乱期の時はなるべく謙虚に接する

タックマンモデルでの混乱期では、必要な時以外では謙虚な表現をするといいでしょう。例えば「私はこう考えるけど、あなたらしい理由や方法を教えてくれないか」など、チームメンバーの立場を尊重します。 その意見ややり方を聞きとり相違を整理しながら進めていくことで、お互いに感情的なことにならずに済みます。その繰り返しで相乗効果が出てきます。

タックマンモデルを把握してより強固なチームにしよう

企業や組織においてチームビルディングは欠かせません。そしてチームの過程にも周期がありそれをシンプルに分かり易く理論にしたのがタックマンモデルです。タックマンモデルの4段階の中でも、特に混乱期の乗り越え方がポイントとなります。 そして各時期の中でリーダーが行う役割も、その度に考えていかなくてはなりません。今所属する現行のチームを強固にしたいのであれば、タックマンモデルを理解して積極的なチームビルディングをしていきましょう。

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