2019年10月06日公開

2019年10月06日更新

パタハラとは?意味や事例を紹介。育休を取りたい男性へ対策方法も!

パタハラ、聞きなれない言葉ですが、パタニティー・ハラスメントの略語です。パタニティー?と思いますよね。パタハラは、父親が子育てのために育児休暇を取ったり、時短勤務にしようとすることを阻止する圧力のことです。対策をたてて、素敵なパパライフを過ごしましょう!

最近パタハラが増えてる?

育メンという言葉が流行りだして久しいですが、最近それによってパタハラが増えていることをご存知でしょうか?昔は女性は専業主婦で家事育児の一切を任されてというのが日本では普通の話でした。 でもそれは昔の話。今は女性も家事育児をしながらも働くような社会です。保育園だけでなく幼稚園でも、仕事をしているお母さんはどんどん増えています。そうなると、やはりお父さんも育児を一緒にやることが、ますます当たり前という世の中になってきています。 でも年配の方には、なかなかそれが理解されない。そういう考え方の違いからパタハラが増えています。今回はパタハラとはどういうことなのか?パタハラを受けないためにはどうしておけばいいのか、を紹介したいと思います。お父さんだって子育てをやる時代ですよ!

パタハラの意味とは?

パタハラとは、パタニティー・ハラスメントの略語です。パタニティーとは父性を意味する言葉です。つまり父親としての働きのために仕事を犠牲にすることへの圧力を示しています。 女性に対するハラスメントのほうが有名で、マタハラと言われています。マタハラは、妊娠したことで退職するよう促されたり、育児のための時短勤務を認めなかったりするような圧力をかけることです。 パタハラというのは、その男性版です。男性が育児休暇を取ったり、時短勤務を申し出た時に嫌がらせをしたり、妨害してしまうことをパタハラというのです。

パタハラの事例

パタハラというものがあるということが世に広まったのは、とある会社の社員が会社を相手どって訴えを起こしたことからです。2015年に育児休暇を申し出たところ、会社側から妨害を受けたそうです。 実際に、申請を出してから書類に不備があるとのことで何度も書き直しを求められ、最終的に許可が下りたのは、なんと2か月もたってからでした。また復職後からは、仕事を減らされ、深夜の仕事ばかり指示されるなど、ひどい扱いを受けたそうです。 会社からの激しい圧力により、男性はうつ状態となり、それによって病気休暇に入ることとなってしまいました。またその後、産業医の診断も受け、「復帰可能」と言われたにも関わらず、会社側は「治っていない」と「無給の休職」を銘じ、さらに圧力をかけたという一件です。

このように日本では男性も育児休暇が取れる制度はあるにも関わらず、実際にとっている人は3%と低いのです。育児休暇を取ることへの抵抗感や周りからの理解の低さが浮き彫りになってしまった事件とも言えます。 提訴後、その会社はイクボス宣言というものを提言しました。ワークライフバランスを考え、生活を守りながら楽しく仕事をするように上司が見守るという提言を掲げました。パタハラにつながりにくくする対応策です。 育児休暇をもっと積極的に取るようにするための政策ですが、日本の考え方は、なかなか変わらず、実際なかなか浸透していっていないのが現状ではないでしょうか。

パタハラの原因

パタハラというのはなぜ起こってしまうのでしょうか? パタハラは、やはり日本の「家事育児は母親、父親は仕事をする」という考えが日本には根強く残っているからだと考えられます。育メンなんて言葉も流行り、CMでは男性が家事育児に取り組むようなものも増えています。 とはいえ、日本は、ずっと育児は女性がするものであって、男性が率先してやるものではないというスタイルでやってきています。つまり会社内でも、男性が育児休暇を取るなどということは、これまでなかったことなのです。

そうなると、育児休暇に対して許可を出す立場の上司も「他の人は妻が育児休暇を取ったりしているけど、なぜ君が取らなければならないんだ?」と首をかしげます。前例がないことに対して、日本人は訝しく思いがちなのです。 また晩婚化が進み、育児休暇を取る時期と言うのは30代前半あたりからの人が多くなります。そうなると働き盛りで、ちょうど大事な仕事をひとりでこなせ、後輩の指導も担っていく頃の男性を手放すことになってしまうのです。会社としては痛手です。それもパタハラが起こる要因となります。 世間の未だ根強い雰囲気、そして育児休暇を取ろうとするときの男性の職場でのポジションなどによってパタハラを引き起こしてしまうのです。

パタハラを受けないためにできる対策8つ

なかなか原因から考えると、パタハラを受けないようにするのって難しいのではないかと考えがちです。でも出来る限りパタハラを受けないために出来ることもあります。

結婚したあたりから「育児をメインでしたい」と明言しておく

パタハラを受けないためには早く言うことが大事です。例えば、妻が出産しそうだからと急に育児休暇を取りますなんて言われたら、会社側だって困ります。抱えている仕事を他の人に振らなければなりませんし、引継ぎだって大変です。任せてみようと思っていた仕事もあるかもしれません。 そうならないためには、結婚したあたりから「僕が育児をやりたい」と上司に明言しておくことは有効です。みんな最初は「嘘でしょ…」と思うかもしれません。でも言い続けると、だんだんみんな「本当に取るかもしれない」と感じ始めます。 そして妻が妊娠して安定した時点で、「いよいよ僕は育児休暇を取ります」とはっきり言えば、「あー、やっぱりか」となるのです。周りは、もしかして…と思いつつも一応の心づもりはしているものなのです。

もし先に取った人が居れば最大限力を貸しておく

パタハラを受けないためには、周りとの協力が必要です。もしあなたの会社で先に育児休暇を取った人が居たら、どんどん力を貸してサポートしておきましょう。もしあなたが独身で自由な時間が多いのであれば、尚のことです。 パタハラを受けないためにはギブアンドテイクは大事なのです。自分が育児休暇を取った時に、助けてくれた人が居れば、人は恩返しをします。あなたが育児休暇を取りたいと考えた時に、必ず力になってくれます。

コミュニケーションをきちんととっておく

パタハラ問題につながりやすいのは、会社の人との関係が割と希薄だったりするということもあるかと思います。それまでよく一緒に飲みに行って、色々な話をする中で、考え方を知ったり、大切にしていることを知ったりします。 そうなると、「育児休暇がとりたい」と言った時に、「なんとなく君はそう言いそう」と感じてもらえ、「仕方ない」と許可を出してくれやすくなるものです。

上司とまず相談する

パタハラにならないためには、上司に相談をしておくことも大切です。決めてしまってから育児休暇の申請を出すと、上司も心証がよくありません。前もって相談されていれば、上司から見て、どういう風に仕事を調整すれば育休を取りやすいかなども考えてくれるでしょう。 相談するということは、相手を頼るということです。仕事はチームです。必ず決めてしまう前に相談しましょう。万が一、通らなかったとしても、何かしら良いアイディアを出してくれますよ。

自分が育児休暇をとる理由は明確に

パタハラを受けないためには、育児休暇を自分が取る理由をきちんと説明できなければなりません。どうして妻ではなく自分なのか、そこがきちんと説明できないと、上司も納得しにくいのです。 それは、やはりあなたの力が職場で欠けてしまうことから来る大変さへの懸念です。上司の言い分ももっともなのです。だからこそ、どうして育児休暇を自分が取るのか、理由は答えられるようにしておきましょう。

理解者を探す

パタハラを受けないためには、よき理解者を味方につけることが大事です。上司の中にも、色々な考え方の人が居ます。仕事よりも家庭を大事にしている人もいれば、家庭はそっちのけで仕事にのめりこんでいる人もいます。 マイホームパパな上司を見つけたら、あなたの味方に必ずなってくれます。そういった意味で、あなたの考えを理解してくれる人を探すことは大事なのです。

感謝を忘れないように

パタハラの原因となってしまうのは、申請をする側の態度にもある場合があります。育児休暇を男性がとることは制度的にも認められていますし、権利です。でも仕事は集団でやっているものです。 ひとりが休暇に入ることで、他の人の負担が増えることもあります。だからこそ、そういったことをしっかりと考え、休暇を取らせてもらえた時には、周りにしっかりと感謝の気持ちを伝えることが大切です。

真面目にしっかり働いておく

パタハラを受けないためには、これまでの働きをしっかりとしておくことも大切です。これまで好き勝手に休んだりしていた人が「育休取ります」なんて言っても、「ふざけるな!」と言われてしまいます。 真面目にしっかりと働いていたことで、パタハラにはつながりにくくなるのです。そしてその勤務態度は、復帰してからも通しましょう。

パタハラを無くして子育てしやすい社会を!

パタハラがあると、どうしても男性は育児に積極的になれなくなってしまいます。仕事を奪われるというのは、男性にとって非常に辛い出来事です。そういうことがあると、育児に興味があって、ぜひ自分が主となって子どもを育てたいと考えている素敵な気持ちを潰してしまいます。 日本はどうしても育児は女性という考えが根強く残っています。でも世界的には、もう男性の育児参加は当たり前。とても日本は遅れているのです。育児休暇をとりたいという男性社員を、頑張れ!と笑顔で見送れる会社が増えると、もっといい世の中になるのではないでしょうか。 子育てをした男性は、それまで以上に深く物事を考えて仕事が出来るようになります。視野も広がります。対人関係の築き方も上手になります。男性が子育てをすることにはメリットがたくさんあるのです。

また、取る側の姿勢も大切です。権利だからとって当たり前。取らせない会社が悪いと最初からファイティングポーズではうまくいくこともうまくいかなくなります。やはり、自分が休むことでどれくらい周りにしわ寄せがいくのかを、しっかりと考えておく必要があります。 そういった双方の思いやりで、パタハラはなくなり、男女ともに育児の時期は精一杯育児をして、それ以外の時期は一所懸命に働くということが出来るようになると思います。 どんどん育休を取る男性が増えれば、それが当たり前になってきて、パタハラは減ります。ぜひ会社の人とコミュニケーションをしっかりととって、男性も女性に任せきりにしないで育児に携わってください!子どもの可愛い時期を見られることは人生の宝ですよ。

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aiirococco

公認心理師、臨床心理士として総合病院にて働いております。自分のことを知れば、もっと生きやすくすること...

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