2020年09月27日公開

2020年09月27日更新

事なかれ主義って何?問題点とその克服方法とは?

事なかれ主義とは、やっかいな問題が起こらず、平穏無事に済めばよいと望む態度や考え方のことです。それって悪いこと?ほとんどの人がそうなんじゃない?と思ったあなた。事なかれ主義には、生き方を左右する問題点もあるのです。問題点と克服方法についてご紹介していきます。

事なかれ主義の意味は?

事なかれ主義の意味を知り、さまざまな側面から事なかれ主義について見ていきます。

事なかれ主義の意味

事なかれ主義とは、やっかいな問題が起こらず、ただ平穏無事に済めばよいと望む消極的な態度や考えのことです。 事なかれ主義の意味を見ると、それはだれでも望んでいる当たり前のことではないかと思いませんか?そう思うのも当然です。日本人には、事なかれ主義の人が多いので、ごく自然な考えとして受け止めらているのではないでしょうか。

事なかれ主義は当たり前?

人はだれでも、やっかいな問題が起こって欲しくないと願い、平穏無事に物事が済めばよいと思っているのではないでしょうか。やっかいな問題をなるべく避けたい気持ちは、当たり前の心理です。 事なかれ主義は、むしろ,ごく一般的なことだと、とらえていませんか?平和的に物事を穏便に済ませたいとの思いは、決して悪くない、むしろいいのではないかと思っているあなた、果たしてそのような考えだけでいいのでしょうか?

事なかれ主義ではいられない

事なかれ主義の平和主義的な側面は、大切なことです。しかし、波風が立つのを嫌い、問題にもかかわろうとしない消極的な態度でいいのでしょうか?人生には、波風や、やっかいな問題が数多くあります。それに対して、人ごとだからと何もしないで避けてばかりでいいのでしょうか? 事なかれ主義は、「臭いものに蓋をする」ことにつながりかねません。よく耳にすることわざの「臭いものに蓋をする」とは、都合の悪いことを根本的な解決をしないで、一時的に逃れ、ごまかそうとする意味です。 問題に蓋をしても、ごまかしても根本的に問題は解決できません。時として、その波風に立ち向かい、やっかいな問題を解決する姿勢が必要なのです。

事なかれ主義の人の特徴・あるある

事なかれ主義の人には、共通する特徴が見られることが多いです。あなたにも心当たりの特徴があるかもしれません。もしかして、あなたも事なかれ主義かもしれません。あなたの周りにも事なかれ主義の人が多くいるのではないでしょうか?特徴を見ていきましょう。

協調性を大事にする

事なかれ主義の人は、波風が立つことを嫌うので協調性を大事にします。確かに、協調性は人とかかわりながら生活していく中で、とても大事なことです。 しかし、事なかれ主義の人は、協調性を大事にしすぎて自分の本質を見失うところに問題があるのです。協調性を大事にするあまり、自分の本質をごまかし、相手に合わせすぎてしまいます。自分の意見も言えず、他人に歩調を合わせ、自分の存在感に疑問を持ってしまうことさえあるのです。

人前で自分の意見が言えない

事なかれ主義の人の中には、人の意見に流されて、人前で自分の意見が言えない人が大勢います。自己主張できない人でもあるのです。人に不快な思いをさせることもなく、慎ましく周囲の空気を読んでいるように見えます。 しかし、「本当は、あの人の言っていることはおかしい、同調できない」などと心の中では不満をかかえていることも多いのです。ストレスを感じていることも多く、怒りの感情を秘めていることもあります。

現状に甘んじる

事なかれ主義の人は、現状に甘んじているとも言えます。つまり、現状をそのまま、与えられたものだと思っておとなしく受け入れているのです。周囲に流されながら生きているとも言えます。自分の人生なのに、自分から現状を変えようとする気持ちがなく、消極的な姿勢でいるのです。

向上心に欠ける

事なかれ主義の人は、現状に甘んじてもいるので当然、向上心に欠けています。たとえば、「自分のため人のために何かしよう」「自分はこうなりたいから資格に挑戦しよう」などといった前向きな気持ちも持てずに、向上心に欠けています。

問題に直面するのを嫌う

事なかれ主義の人は、とにかく波風を立てず、やっかいな問題からは目をそむける傾向が強いため、問題に直面するのを嫌います。問題が起こっても見て見ぬふりをし、かかわりたくないので、問題を他人任せにして逃げてしまいます。 職場の上司が、事なかれ主義の人だったら、問題を隠蔽し表面化しないようにしたり、問題を余計大きくしてしまうかもしれません。

事なかれ主義になる心理的原因とは?

どうして人は、事なかれ主義になるのでしょうか?そこには心理的原因があるはずです。探っていきましょう。

人に悪く思われたくない

事なかれ主義の人は、他人の目を異常に気にし、人に悪く思われたくない心理があります。そのため良い人でいなければならない呪縛から逃れられずにいます。それで、他人との衝突も極力避けたいと思っているのです。 この気持ちが事なかれ主義につながっています。人に悪く思われたくない心理があるので、自分の感情にふたをし、その結果、不満や悶々とした気持ちを抱えてしまうことになってしまうのです。

面倒なことから目をそむけたい

事なかれ主義の人には、面倒なことから目をそむけたい心理があります。やっかいな問題を強く嫌う傾向があるので当然です。問題が起きたら問題と向き合わないと解決できないことは、わかっているのです。 しかし、トラブルに巻き込まれたくない気持ちから、問題にかかわらない姿勢を貫いてしまうのです。他人任せにしてしまうことも多くあります。

自分に自信がない

事なかれ主義になる原因の一つに、自分に自信がない心理があります。「問題を解決できる力が自分にはないので自信がない」「問題を乗り切る力がない」と自分で思っているため、問題から目をそむける、事なかれ主義を貫こうとしてしまうのです。 もしも、自分に自信があれば、問題が起こっても、さほど大きなことと受け止めずに、問題に向かう原動力にもなるのです。自信のなさが事なかれ主義を生み、問題解決行動を停止させていまいます。

周囲の目が気になる

事なかれ主義の人は、過度に周囲の目を気にする傾向があります。波風を立てる原因が自分ではあってはいけないと注意を払っています。空気が読める人だと周囲に思われていることが多いです。 周囲に歩調を合わせることを気にするあまり、自分自身を見失いそうになることもあります。やっかいな問題が起こらないように気を配り、その結果、周囲の目が気になる心理が生まれ、事なかれ主義につながってしまうのです。

日本人に事なかれ主義が多い理由

日本人には、事なかれ主義が多いと言われています。事なかれ主義の人が周囲に多すぎて、それを問題だと思っていない人が多いのではないでしょうか?外国人には、ほとんどいない事なかれ主義、なぜ日本人に多いのでしょうか? そこには、日本人である私たちが気付きにくい理由があるのです。日本では、慎ましく謙虚な振る舞いが美徳とされてきました。そういった刷り込まれた概念が日本人の気質となり、事なかれ主義を生む要因になっているとも考えられます。 海外生活を体験し、いかに日本に事なかれ主義が根付いているか、感じたことがある人も多いのではないでしょうか?少し客観的になり、日本人に事なかれ主義が多い理由を探ってみましょう。

日本人の国民性から理由を探る

日本人には、私たちには気付かない特殊な国民性があると言われています。国民性から事なかれ主義を見ていきます。

人との和を大事にする精神

日本では昔から「人との和を大事にする精神」を大切にしてきました。当然私たちも、小さな頃に、その精神を教え込まれて育ってきました。歴史をさかのぼっても「和の精神の尊さ」を説いています。もちろん、和を大事にする精神はとても大事なことです。 その和の精神があるからこそ、すばらしい人間関係も築けるのです。しかし、歪んだ和の精神は、事なかれ主義につながっている可能性もあるのです。和を大事にするあまり、自己を忘れていませんか?「自分という個」があってこその「和」を心にとめておく必要があります。

あなたの幼少期を振り返ってみてください。物心ついた頃から、人との和の精神がいかに大事か教えられたはずです。その和を大事にする精神が染み付いているので、自分自身を見失う危険性もあるのです。 人との和を大事にする精神の裏側に潜む、和を乱してはいけない気持ち、自分をないがしろに考えてしまう気持ちが、事なかれ主義につながってしまうのです。

自己主張が苦手な日本人

先に述べたように、謙虚さや慎ましさを美徳と思う傾向が日本人には多いです。その結果、控えめな気持ちもあるので、自己主張が苦手な日本人となってしまったのではないでしょうか。自己主張することによって、人との和が乱れ、波風が立つのではないかとの思いもあるからです。それが事なかれ主義につながっています。 外国人にとって日本人は、「おとなしく礼儀正しいけれど、何を考えているのかわからない」といった印象があるようです。また、「日本人は顔では笑っているけれども、考えていることは違う」表情と感情が一致していないと思われてもいるようです。 日本人が自己主張することが苦手なのは、自分の意見を述べたら、周囲を混乱させ面倒なことになるとの思いが強いからです。波風を立てたくないので、自分の意見を口にしない方がよいとの心理が働くのです。

他人の目を気にしすぎる

日本人は島国で育ち、集団行動を好むせいか、他人の目を気にする傾向があります。他人の目を気にしながら、悪い人と思われないように振る舞うことによって、集団となじもうとするのです。日本人は、人と違うことをする人を受け入れにくい傾向があります。 日本の歴史を振り返ると、決まり事を破ったり、秩序を乱したりすると「村八分」にされたのです。つまり仲間はずれのようなものです。 古くから日本にある集団重視の考え方に、人に悪く思われたくない心理と他人の目を気にする心理を併せ持っている日本人が多いのです。そうした心理が働き、事なかれ主義の日本人を多く生み出しているのでしょう。

人と違うことを嫌う

日本人は、人と同じ考えや行動をしていると安心する傾向があります。「個としての自分」よりも「集団の中の自分」を好む人が多いのではないでしょうか。小さい頃から人と違うことに対して、劣等感や後ろめたさを感じて育ちませんでしたか? そういった日本の環境も、事なかれ主義を生む要因の一つであるとも考えられます。「人が右と言えば右、たとえ自分が左だと思っても左だと言えない」場面も多いはずです。 人と違い、違ったことをして波風を立てる子供は、問題児であるといった風潮も日本にはあります。この過剰なまでの保守的な感情が、波風を立てず、平穏無事ばかりを望む、事なかれ主義を作り上げる原因の一つではないでしょうか。

外国人にはなぜ事なかれ主義の人が少ないのか?

外国人には、事なかれ主義でいるという発想がありません。自己主張もできない人は、存在感さえ薄くなってしまう外国では、通用しないのです。事なかれ主義を生まない、受け入れない環境があるから、外国人に事なかれ主義の人が少ないのではないでしょうか。 自己主張が強く、自分の意見も積極的に言い合う外国人に、日本人は腰が引けてしまうことも少なくありません。外国人は日本人と違って、「一人一人の個を重んじる」傾向があるので、人と違って当たり前の気持ちがあります。それで、「人と意見が違っても当たり前、議論すればいい」ととらえているのです。 人の目を気にせず、自己主張し合う環境では、事なかれ主義が根付くはずもありません。自分らしく、のびやかに生きられて羨ましい気持ちさえ抱きます。

事なかれ主義が引き起こす問題点とは?

事なかれ主義には、平和を重視する思いもあり、平穏無事に過ごそうとする姿勢は大切で、よい面もあります。しかし、事なかれ主義には、問題点も多くあるのです。どのような問題点があるのか見ていきましょう。

やっかいな問題から逃げようとする

人はだれでも、やっかいな問題にかかわりたくないと思うものです。その思いはごく自然なことです。しかし、事なかれ主義は、いつもやっかいな問題から逃げようとする思いがあり、「逃げの感情」が根付いてしまいます。 そして、より良い人生より良い人間関係も築けなくなるでしょう。事なかれ主義は、「臭い物には蓋をする」に通じるものがあります。やっかいな問題から逃げて、一時は免れることができたとしても、それは表面上に過ぎないのです。根本の問題は解決されないまま残るのです。 やっかいな問題から逃げようとする姿勢は問題であり、本人にとってもいいことはありません。

正義感が薄れる

事なかれ主義で生きていると、問題や難しいことから逃げたい心理があるので、正義感が薄れてしまいます。面倒なのでかかわりたくないとの思いから、ついつい楽な状況を選んでしまいます。 理不尽な状況に置かれ困っている人や、助けを求めている人に対しても、良心が痛みながらも「だれかが手を貸してあげるだろう」と思い込み、かかわろうとしません。 正義感よりもかかわることによって、自分の身に降りかかる面倒なことを避ける気持ちを優先してしまいます。これでは、どんどん正義感も薄れてしまいます。

自己成長できない

事なかれ主義は、自己成長できにくい状況を作り出してしまいます。自己成長とは、自分自身が努力をして成長することです。事なかれ主義は、努力とは正反対の姿勢をとってしまいます。 成長どころか、成長できる機会を、避け逃がしているのです。やっかいな問題を解決したり、難しいトラブルを乗り越えることによって自己成長できることを認識すべきです。

周囲に気を使いすぎる

事なかれ主義は、波風立てずに平穏無事に過ごそうとするあまり、周囲に気を使いすぎることになってしまいます。周囲に気を使わないと他人との摩擦を生み、面倒なことになってしまうと考えるのです。極力やっかいな問題を起こさないようにとの強い気持ちから周囲に気を使いすぎます。 その結果、本当は自分自身の心も疲れ切っているのです。負の感情がたまり、ストレスをかかえることも多くなるので注意が必要です。

責任逃れをする

事なかれ主義の人は、ひとたび問題が起こると、かかわりたくない一心で、責任逃れをしてしまいます。「自分はその問題には一切かかわっていない、だから関係ない」と他人事のように振る舞ってしまいます。

事なかれ主義を克服する方法

事なかれ主義の問題点に目を向けてきました。日本人に多い事なかれ主義、あなたにも思い当たることがあったのではないでしょうか。次は克服する方法をご紹介していきます。

チャレンジ精神を持ち行動に移す

チャレンジ精神を持って、自分自身を成長させることが大切です。事なかれ主義の人は、現状を重視して、平穏無事に過ぎることが願いでもあるのです。そのため、環境が変わることに対して不安があり、新しいことにチャレンジしようとの思いが希薄です。 それが自分の自信のなさを作り出してしまいます。先にも述べましたが、事なかれ主義には「自分に自信がない」といった心理も大きく影響しています。それを変えるためには、チャレンジ精神を持ち、行動に移すことが重要なのです。 そうすることによって、さまざまなことが身に付き自信が持て、問題に向かっていける力もついてくるのです。その結果、事なかれ主義に疑問を持ち、克服できるのです。

他人を頼りすぎない

事なかれ主義の人は、難しい問題に直面した時や、トラブルが起こった時に、他人を頼りすぎる傾向があります。他人を頼りすぎてばかりだと、自信を無くし自分らしく生きることもできません。「自分の人生を自分らしく生きる」それには自分が主体的に行動することが大切です。 何でもやっかいなことは他人に任せ、問題から目をそむけている自分を変えなければならないのです。他人を頼りすぎるのをやめましょう。

固定観念を捨てる

事なかれ主義の人には、「他人との意見の違いは摩擦を生む」「人の意見に同調して協調的に振る舞うべき」「自己主張は人間関係の亀裂を生む」などといったような固定観念を持っている人も少なくありません。その固定観念を捨てることが、事なかれ主義を克服するには必要です。 事なかれ主義の人は、表面に感情を出せない分、不平不満をかかえていることも多いのです。凝り固まった固定観念を捨てることによって、もっと楽に生きられるはずです。

周囲に流されない

事なかれ主義でいると、自己主張もせず、やっかいな問題からも逃げ周囲に流されながら生活しているようなものです。自分は自分、しっかり自分というものを持ち、自分の意見や考えを時には伝え、周囲に流されないことが大切です。 もちろん、協調性も大切ですが自分というものを強くし意識することで周囲に流されないようになるはずです。 たとえ、周囲と意見が合わず衝突してもそれでいいのです。他人を尊重する気持ちさえ忘れなければ、お互いの意見からベストなものを生み出せるでしょう。そして、お互いの気持ちをぶつけあうことによって、より良い深い人間関係を築くこともできるはずです。

生き方を見直す

事なかれ主義の人は、生き方を見直すことも克服する方法の一つです。生き方を見直すとは、自分自身を振り返ることでもあります。 自分の気持ちを伝えることができないもどかしさを、感じていませんか?やっかいな問題から目をそむけている自分に、後ろめたさを感じたことはありませんか?今のままの生き方に納得していますか?平穏無事に過ごすことだけを願い、周囲の摩擦を避け、自分を押し殺していませんか?

今までの自分の生き方を素直に見直してください。それが事なかれ主義を克服するためのスタートラインです。生き方を見直すと、「事なかれ主義ではいけない」「自分はもっと自分らしく生きた方が良い」「平穏で楽な生活ばかりを望み、面倒なことから避けていた自分は愚か」などといったことに気付くでしょう。 やっかいな問題を自分自身で解決し、自分の意見を述べ、チャレンジ精神を持ち行動することによって、自己肯定感が育ちます。そして、いつの間にか、事なかれ主義には、さよならを告げていることでしょう。

事なかれ主義をやめワンランク上の自分になる

事なかれ主義に触れ、問題点を述べてきました。いかがでしたでしょうか?日本人には、事なかれ主義の人が多いので、問題点について考える機会が少なかったかもしれません。この記事を読んだあなたも、特に事なかれ主義でいることに不安も感じていなかったのではないでしょうか。 それは、日本が事なかれ主義を肯定的にとらえている側面があるからです。しかし、問題点に目を向けることによって、そのマイナス面に築き、克服することによって、自己成長でき、ワンランク上の自分に近づけるのです。 この記事が、「ワンランク上の自分にに近づく」ために少しでも、あなたのお役に立てば幸いです。

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ライター

pore2989

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ここ数年メンタルに関して勉強中です。メンタルケア心理専門士・トラベルサイコセラピスト資格取得。...

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