2019年06月03日公開

2019年06月03日更新

使えない部下の扱いに困っている人へ。特徴とタイプ別の対処法・指導方法を紹介

使えない部下に頭を悩まされていませんか?適当な仕事をするし言葉遣いもなっていない、ちょっと注意すると、すぐに欠勤。使えない部下とひとくちに言っても、色々なタイプの使えない部下がいます。今回は使えない部下の特徴やタイプ別に対処法や有効な指導方法を紹介します。

使えない部下にうんざりしていませんか?

あなたは会社で使えない部下にうんざりしていませんか?大切な打ち合わせに平気で遅刻してきたり、仕事中にゲームをしていたり。書類もまともに作れないし、ちょっと叱れば「パワハラを受けた」と欠勤。 そんな使えない部下。仕事で使えないだけではなく注意することすら難しいとなると、本当にうんざりしてしまいますよね。いったいどう対応したら、うまく仕事をやってくれるのか…頭を悩ませますよね。 そんな使えない部下、色々なタイプが居ます。タイプや特徴を知っていると、それに応じた対応が見えてきます。あなたの会社の使えない部下は、どのタイプでしょうか?どういった指導をすれば、効果があるのでしょうか?

使えない部下の特徴・あるある

「あいつ使えないんだよ…」と同じようにぼやく上司同士でも、話してみると共通する特徴もあれば違う特徴もあると思います。使えない部下と感じられる部下の特徴を挙げてみましょう。

敬語が使えない

使えない部下というのは、綺麗な敬語で話ができません。「ありがとうございます」が「あざーす」になっていたり、「お疲れ様です」が「おつかれーす」になっていたり。同期同士なら、それもいいですが、上司に対しても同様の言葉遣いです。 「敬語で話しなさい」と注意しても、本人は敬語で話しているつもりですので、「は?」と言われてしまいます。商談相手やお客様に対しても言葉遣いがあやしいため、後ろで見ているとヒヤヒヤしてしまうことも多々あります。

よく遅刻する

使えない部下は、朝よく遅刻します。大学時代の生活リズムが抜けないのか、夜遅くまで遊んでいるのか、朝が弱いのか。理由は様々ですが、とにかくよく遅刻してきます。大切な会議があっても、それほど緊張感がないのか、平然と遅刻してきたりするのが使えない部下です。 また、使えない部下というのは、遅刻したことに対しての罪悪感や焦燥感が見られないのも特徴です。普通は焦って息を切らして来たり、「すみません!」と開口一番謝罪をしたりするものです。使えない部下は普通に涼しい顔をして登場します。

提出期限を守らない

使えない部下は、提出期限を守れません。「この書類、明日までに仕上げておいてね」と言われ、返事をしたはずなのに、いつまでたっても書類が提出されません。こちらから聞くと「あぁ、まだですね。忙しくって1日じゃ無理っす」と、平然と答えるのが使えない部下です。 先に無理なら無理と言っておいてくれればいいのに…と思いますが、いつもその場では「大丈夫です」と受け取り、あとで「無理」のパターンになってしまいます。使えない部下は書類の提出期限を守るべきものと考えていません。

仕事中にスマホをいじっている

使えない部下は、仕事中にスマホをよくいじります。それも、こそっといじるのではなく、割と堂々といじっています。仕事に集中できないのか、少し間があくと、おもむろにスマホを取り出してチェックを始めます。 使えない部下は、仕事中にゲームをしていたり、LINEを打っていたりインスタを見ていたり。ひどいと仕事の内容をSNSにアップしていたりします。あまり悪気もなく、それがダメなことだという認識も薄いです。 そのため注意しても、使えない部下には響きません。ただ今度は、注意されるのが面倒くさいので、こそっとスマホを取り出すようにはなります。とはいえ、それものど元過ぎれば暑さも忘れる方式で、徐々に堂々と出すようになっていきます。

電話に出ない

使えない部下は、目の前で電話が鳴っていても電話に出ません。理由は色々です。電話が苦手、電話で仕事を受けるのが嫌、面倒だと感じている、気づいていない。理由は様々なのですが、とにかく使えない部下は電話には出ません。 また、外回りなどで出ている時に、電話で呼び出したとしても、出ません。当然、夜に仕事のミスがわかって大至急で電話をしても出ません。使えない部下は仕事の電話に対しては、無視を決め込んでいます。

定時に上がる

使えない部下は定時に上がります。みんながどんなに仕事をしていても「手伝いましょうか?」の一言もなく「じゃ、お疲れです」と、さっさと退散してしまいます。自分の仕事があれば残ることもありますが、そうでなければお構いなしです。 また、残業を頼もうとしても「今日はちょっと」と、たいがい断ります。理由はあまり明確には言いません。また言ったとしても、それって理由になるの??と常識を疑うような理由だったりします。例えば「荷物来るんで」「DVD明日返さないといけないんで」などです。

過去の資料を使いまわしている

使えない部下は過去の資料を使いまわします。一から作り上げる必要がある資料であっても、出来るだけ簡略化するために過去の似たような資料を探します。また、きちんとそれを直して出せばいいものを、手直ししないでそのまま出します。 日付が過去のものであったり、データが最新ではなかったりすることから、手抜きが発覚します。使えない部下は自分で一から資料を作るということができません。

仕事を選ぶ

使えない部下は仕事を選びます。使えない部下は基本的に、自分の好きな仕事しかしません。好きではない仕事は「△△さんにお願いしてください」と他に振ろうとします。自分が好きな仕事だけは一所懸命やりますが、それ以外はできうる限り手を抜くことしか考えません。 また、使えない部下は好きな仕事でも、クオリティが低いことも特徴です。本人は好きで打ち込んでいますが、それが周りからすると、それほどいい出来には見えません。使えない部下は好きな仕事でも、いまいち能力が発揮できていなかったりするのです。

会議中に寝ている

使えない部下は、会議中に寝ています。大人数での会議となると、特に寝てしまいます。使えない部下は、会議中だけでなく常に欠伸をしていたり机に突っ伏していたり、なんだか眠そうなことが多いのも特徴です。 「眠そうだね」と声をかけてみると、「今朝、釣りに行ってたんで」や「昨日は貫徹で飲んでて」と平然と言ったりします。仕事だからと考えて生活リズムを整えることが出来ないのが使えない部下なのです。

ぼーっとしている時間が長い

使えない部下は、やたらとボーっとしている時間が長い特徴があります。指示を出せば動きますが、指示を出さないと何もせずぼーっと呼吸を眺めていたりします。使えない部下というのは、指示待ち人間であるという特徴があるのです。

誤字脱字が多い

使えない部下は資料を作成しても、誤字脱字が多いのも特徴です。自分で最後にチェックをしないことも理由のひとつですが、作っている最中に集中していないのも理由のひとつです。とにかく資料に誤字脱字が多いのです。 それを指摘しても、使えない部下は「はい、すみません」とだけ言って、直しません。そのため会議に、その誤字脱字だらけの資料が出されます。例え「ちゃんと指導しなさい!」と直属の上司が目の前で怒られていても、あまり申し訳ないという気持ちを持ちません。

人には厳しい

使えない部下は、人には厳しいのも特徴です。使えない部下は、後輩に対してはやたらと先輩風を吹かせます。あらを見つけては激しく叱咤したり、「お前は出来ない奴だ!」と人格否定するようなことを言ってみたり。 周りは「お前がそれを言うな」と感じるほどの厳しさを後輩にふるいます。使えない部下は自分にはたいそう甘いのに、人に対してはひどく厳しいのが特徴なのです。そのためそういった部分が、余計に上司をうんざりさせてしまいます。

仕事をなめている

使えない部下は「大丈夫っす」「適当にやっときます」「なんとかなりますよ」など、仕事をなめているとしか思えないようなことを平気で言います。あまりにもきちんとしていないので注意しても、そういった返答が返ってくることが多いのが特徴なのです。 実際に大丈夫でもなければ、なんとかもなりません。上司が使えない部下の尻ぬぐいに奔走するなんてことが、日常的に起こります。それでも本人は「あ、すみませーん」程度の軽さでとらえています。仕事をなめている姿勢は使えない部下の特徴です。

自分が使えない部下という自覚はない

使えない部下は、自分が使えない部下であるという自覚がありません。普通に仕事をしていると認識しています。むしろ注意してくる上司が「うざい」「うっとうしい」程度にしか考えていません。なんせ自分はちゃんとやっていると感じているので、注意が響かないのです。 また、友達と仕事の話をしても、あたかも自分は出来ているかのように話をします。「仕事まかされちゃってさー、出来るからって仕事いっぱいよこさないで欲しいよ」なんてことを言っていたりします。特に裏付けなく、自分が出来ると勘違いしているのです。

時間がやたらとかかる

使えない部下の中には、やたらと時間がかかるという特徴を持っている人もいます。簡単な仕事を任せ、本人も一所懸命にやっている様子はうかがえるのに、どうしても時間がかかってしまう。そんな時間がやたらとかかるのも特徴です。

親に泣きつく

使えない部下の中には、親に泣きつく部下もいます。昔はあまり居ませんでしたが、最近の使えない部下は親がモンスター化していたりします。「上司にひどいことを言われた」と親に泣きつき、親が会社に文句を言いに来るなど、現実にも起こっていることです。 社会人になっても、未だに親の庇護のもとにいるのが使えない部下の特徴です。いざとなれば親が守ってくれると考えているのです。うまく親を使っているとも言えるでしょう。

わからない時に聞けない

使えない部下は、自分がわからない時に、人に聞くことができません。機械の使い方や資料の作成の仕方など、わからない時に上司に聞くことが出来ず、自分で試行錯誤して大きな失敗をしたりします。 忙しそうだから声がかけられなかった、聞いて馬鹿だと言われたら嫌だからなど、本人的には理由があります。使えない部下は、自分の力では難しいと感じても、人に頼ることが難しいのも特徴です。

言葉通りのことしか出来ない

使えない部下の中には、言葉通りにしか出来ないという特徴を持っている人もいます。「これ見ておいて」とお願いすると、エラーが発生した時でもただ見ているだけなんてことがあります。言った通り、言葉通りの行動しか出来ないというのも使えない部下の特徴です。

【タイプ別】使えない部下の対処法・指導方法

使えない部下と言っても、色々なタイプが居ます。タイプに合わせて、有効な対処法が変わります。あなたの頭を悩ませている使えない部下はどのタイプでしょうか?

タイプA:要領が悪い

使えない部下の中で、何の仕事を任せても、時間がやたらとかかってしまうのは、この要領が悪いタイプです。複数の仕事を任せても、ひとつに時間を要してしまい、なかなか次に進めない。どんどん机に仕事が溜まり、てんてこ舞いになってしまって、ミスが増える。 要領の悪い部下は、仕事の優先順位の付け方や、何を大事にすればいいのかがわかっていません。仕事の中身よりも、まずは仕事をどのようにこなしていくのか、を指導しましょう。リストアップしてひとつひとつこなす、期日の早いものからやっていく、一日にどの程度終わらせる。 そういうことがわかれば、少し要領がよくなってきます。このタイプは、やる気がないわけではないので、丁寧に見てあげれば、一所懸命に応えようと頑張ってくれます。どんくさいところが目に余りますが、指導のし甲斐はあると思います。

タイプB:コミュニケーション能力が低いタイプ

わからなくても誰かに聞けずにいたり、スマホをいじっていたり、電話に出ないのは使えない部下の中でも、コミュニケーション能力が低いタイプです。言葉遣いもいまいちだったり、雑談が出来なかったり、飲み会に誘っても毎回来なかったりします。 スマホの普及によりコミュニケーション能力が低い人が増えていると言われています。実際、上司と何を話せばいいかわからない、という人が増えているのも事実です。そういったコミュニケーション能力が低いことによって仕事がスムーズに行えていない部下もいます。 コミュニケーション能力が低い部下は、こちらが待っていても向こうから近づいてくることはありません。だから、出来るだけこちらから声をかけると良いでしょう。少しずつでいいので、仕事では報告連絡相談が大事なことを教えていきましょう。

タイプC:無気力タイプ

平気で遅刻したり他の人が仕事に追われていても定時に上がっていったり。それは使えない部下の中でも無気力タイプの部下です。無気力タイプの部下は、日々あまりやる気がなく、出来るだけ仕事をしないようにしていたりするなど、他のタイプよりも目に余る部分が多いでしょう。 無気力タイプの部下は、元々の気質ということもありますが、無気力になる原因を抱えていることもあります。面談などで何か抱えていることがないか聞き出してみるのも手でしょう。 ただ、根掘り葉掘り聞くことで敬遠される可能性もあります。「何か悩んでいることがあれば、力になる」とだけ伝えておき、普段は少し気にかけて声をかける程度の距離感でいるほうがいいでしょう。ちなみに、このタイプは「仕事をしろ!」と威圧してもあまり意味がありません。

タイプD:学生気分タイプ

使えない部下の中で、平然と遅刻してきたり仕事中眠そうだったりするのは、学生気分が抜けないタイプです。大学生時代の気持ちを未だ引きずっており、仕事もバイトと同じような感覚でやっています。仕事よりも遊びの方が大事で、どうしてもそっちを優先しがちです。 そういう学生気分タイプには、少しずつ責任ある仕事を任せ、出来たらほめてを繰り返していきましょう。学生気分ですので、精神的に幼い人が多いです。つまり、大人から褒められることへの反応がいい人が多いのです。 褒めることで、少しずつ社会人としての自覚を促すことができます。このタイプは学生気分が抜ければ、使える部下に変化しますので、面倒かもしれませんが、根気強く出来たら褒めるを繰り返しましょう。

タイプE:何様タイプ

使えない部下の中で、自分の能力を過大評価している割に仕事が出来ないのは、何様タイプの部下です。周りから「何様!?」と思われることが多々あります。例えば仕事が出来ないくせに「ここは滑り止めで受けた会社」と言ってみたり、「もっと給料のいい職場に行きたいな」と言ってみたり。 自分の評価と周りの評価が大きくズレてしまっているのが、この何様タイプの部下です。こういう部下は、自分で責任をしっかりとらせることをやっていきましょう。また責任を取ったら、ほめましょう。 こういう部下は、幼少期より親から「いい子」と言われて育ってきています。困ったことがあっても、たいがい何も言わずとも周りが何とかしてくれていたタイプです。自分の失敗は自分で責任を取る、そして取れたら褒める、このサイクルで少しずつ自立を促していくことが大事です。

タイプF:不注意タイプ

誤字脱字がやたらと多かったり、仕事のミスが多かったり。または言われたことを言葉通りやっていたり。そういう部下は、不注意タイプの部下です。こういう不注意は、発達面から来る不注意が隠れている場合があります。 幼少期のことを聞いてみて、落ち着きがないとしょっちゅう怒られていたり、忘れ物が多かったりするようなエピソードが出てきたら、間違いないでしょう。もしそうであれば、「ちゃんとしなさい!」と怒っても意味がありません。 そういう部下は、注意してことを行うことが元々難しいです。仕事内容を本人と相談して、できそうなことに変えるという対処が有効です。もしくは、やることを順番に紙に書いてデスクの見えるところに貼ったり、ひとつずつ指示を出すのも有効です。

パワハラと勘違いされないための注意点

使えない部下の中には、指導したり注意したことによって「パワハラだ!」と言い出す部下もいます。そうならないためには、どういうことに注意すればいいのでしょうか?パワハラと勘違いされないために注意しておきたいことが3点あります。 一点目、周りにも聞こえるような大きな声で指導をしないようにしましょう。何度も同じことがあったりすると、つい大きな声で怒ってしまいがちです。でも大きな声で注意すると、内容よりも怒られたことが頭に残りやすくなります。注意するときは、近くに呼んで普通の声で話しましょう。 二点目、他の人もいる場所で言いましょう。大きな声で聞こえるように言う必要はありません。でも二人きりの部屋で注意するのは危険です。使えない部下の中には、あることないこと言い出す部下もいます。そういった時に、第三者の目もあることが抑止力になるのです。

三点目、注意するときは、何に対しての注意で、どうして欲しいのかを明確にするようにしましょう。ただ注意するだけですと、「人格否定された」などと言われてしまいかねません。何に対して注意しているのか、どうして欲しいのかを明確にすると、部下も注意された理由がわかりやすいです。 自分で考えてほしいという気持ちもあるかもしれませんが、まだそこまで至れていないと考えたほうが安全です。丁寧すぎるくらいの注意の仕方が必要なのだと考えて、出来るだけ具体的に何をどうすればいいのか指導しましょう。

使えない部下は上司を成長させる

使えない部下を持つと本当に心労が絶えませんね。色々なことに気を配らなければならず、自分でやってしまったほうがよほど楽だと感じることも多々あるでしょう。でも使えない部下というのは上司を成長させます。 人を見る目も養いますし、上手に後輩を育てていく手腕も養われます。後輩を上手に育てる上司は、上司として有能です。どんな仕事でも、その力は必ず生かされます。だから子どもを育てるつもりで、使えない部下を育ててみてください。育ってくれた時の感動は大きいですよ。

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aiirococco

公認心理師、臨床心理士として総合病院にて働いております。自分のことを知れば、もっと生きやすくすること...

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